ユニバーサルデザイン①
久しぶりにバスに乗りました。最寄りの地下鉄駅まで徒歩20分くらいですがタイミングよく名鉄バスがきました。そこで空いている席に座ろうとしたらこの写真が目に飛び込んできました。バリアーフリーとかハートビル法が出来た20年ほど前は車いすデザインだった記憶がありますが、近年はユニバーサルデザインが主流になっています。8年ほど前、ウイーンの街でトラム(路面電車)に乗った時にこれと同じデザインを見て日本の電車もこのような席があるといいなあ~と思ったのですが、あれから約10年・・・久しぶりに乗ったバスに「日本も変わった!」と思いました。

バリアーフリーというとどうしても「障がい者、高齢者」の概念となかなか切り離せず、現にあるバリアーを除くという発想になり特定の人に対する対策となってしまいます。全ての人々の多様な関係や平等性、見た目の自然さにまで踏み込めません。

ユニバーサルデザインには7つの原則があるそうです。①誰でも使える公平性 ②柔軟に使える自由度 ③使い方が簡単にわかる単純性 ④わかりやすさ ➄安全性 ⑥少ない力で効率的に楽に使える省体力 ⑦スペースの確保

ふと、そばにある缶ビールを注意して見ると、ありました点字表示が。ユニバーサルデザインでした。
ユニバーサルデザイン②
毎日の移動を車でしている私は、久しぶりに乗ったバスのこの座席表示のデザインにハッとしました。
デザインと同じように、人の心にもおもいやりがあふれるといい社会になるかもしれませんね。