「12人の絵本作家が描くおうえんカレンダー 2017」 1冊1.000円 高槻市に住む友人が広めています。私も少し応援したくて取り寄せました。昨日の集会で多くの人に購入していただきました。ありがとうございました。
おうえんカレンダー③
 既にご存知の方もいらっしゃいますが福島県では子どもたちの甲状腺がんが増えています。
 東電福島第一原発の事故以降、もともと少ないはずの小児甲状腺がんの子どもが増え、福島県は、悪性または疑いと診断された子どもの数が174人と発表。福島周辺の自治体でも報告されています。(子ども=事故当時18歳未満)

 甲状腺は喉のあたりにある器官で、成長やホルモンの分泌におおきな働きをしています。成長途中の子どもたちががんに向き合うだけでも大変なことですが、甲状腺を切除することによって受ける影響も、決して小さくありません。
 事故による影響が認められない中、今、甲状腺がんの子どもと家族は、全く孤立した状況におかれています。一部医療費しか支援されていないため、診察や通院などで経済的に困窮しがちです。進学、就職、結婚、出産などで壁にぶつかる子もいれば、再発や転移により、一生、治療と向き合うような子もいます。

 甲状腺がんの子どもたちとその家族を見守り支えるためにこの基金を立ち上げました。
 (こども基金より)

 カレンダーの収益は、昨年は「子ども被爆裁判」でがんばる福島の母子に役立ったそうです。大きな支援はできませんが身のまわりで出来る小さなことで、間接的な見守りができるのではないかと思っています。

 私は、かつて東電福島第一原発の小さな事故で、原子炉の下部に入り調査をした経験があります。原子炉の真下へたどり着くために何度も作業着を着替えました。そして、滞在時間は3~5分間。事故で稼働を一時停止しているとはいえ、放射能が極めて高いことを身をもって体験しました。一日当たり3500人ほどの人が作業に当たっているということは被爆を防ぐため一人10分ほどしか現場に滞在して作業できないからでしょう。

 事故をテレビの映像で見た時の恐ろしさは、今でも忘れることができません。人間が管理できない放射能。3.11を過去のものとしようとしている国の原子力政策に怒りを感じます。カレンダーを見ながら、人類は原発と共存できないことを多くの人々に知って頂きたいと思っています。

『おうえんカレンダー2017 抜粋』
おうえんカレンダー⑤

おうえんカレンダー⑥

おうえんカレンダー⑦

おうえんカレンダー①

おうえんカレンダー②

おうえんカレンダー④

 ※基金連絡先
   〒569-0805 大阪府高槻市上田辺町11-3-206 (水戸晶子)
   ehoncalendar@gmail.com  090-8235-0927