陶生病院は公立病院です。瀬戸市、尾張旭市、長久手市が構成市です。瀬戸市に設置されています。議会の構成は瀬戸市議会議員11名、尾張旭市議会議員3名、長久手市議会から私と田崎議員の2名が議員となっています。
 今日は決算と一般質問が行われ、その後採決がありました。休憩を何回もとるという白熱した議論が行われました。

◎病院の利用状況・・外来患者数(1日平均1,623人 前年度より3人減少)、入院患者数(1日平均581人 前年度より10人減少) 
◎経営状況・・本業である医業収益のうち外来収益が肝炎や肺がん治療にかかる薬剤収入の増加により増収とはなりましたが、入院収益は患者数が減少したため微増でした。その一方で薬品費の増加により医業収益は損失を計上しました。
◎7年にわたる建替え工事の3年目となり新東棟工事で、免震装置を設置するなどの基礎工事が実施されてきました。東西立体駐車場が本格稼働したため、受診時の交通渋滞も徐々に緩和されてきたようです。目下、平成30年5月の竣工を目指して建築事業が行われています。
 このため、立体駐車場の解体・除去費の影響で、病院事業収支は約15億6千8百万円の赤字決算でした。

 4年前に長久手市にある愛知医科大学病院が新築され、春日井市には徳洲会病院など近隣市に大きな病院が出来たことは、外来・入院患者数の減少につながり、その上構成する3市の負担金の減少は赤字決算の原因ともなっているようです。
 反面、公立病院ならではの特徴もあります。不採算部門といわれる「離島・僻地医療」以外は全て実施しています。例えば、感染症・結核などへの医療にも責任を負っています。民間病院と同じような視点だけでは計れないことも理解していく必要があると感じました。

 医療従事者への給与や薬剤の仕入れなど、1ヵ月30億円のキャッシュフローが必要という答弁に対して、病院としては非常な危機感を持っている状態にきていることも明らかになりました。地震国日本であるがゆえに中央棟・外来棟を耐震建築物に建替えるという大事業の最中、近隣市に新病院が建設されることは手痛いこととは思いましたが、「公立病院の役割」を私自身も学びなおす必要性を強く意識した議会でした。

春④