先週は月曜日から一般質問が3日間行われ、金曜日に決算特別委員会が開催されました。今回は会派からは上田議員が委員となりました。平成27年度の主要事業の成果と決算書を照らし合わせながら執行部から説明を受けて委員が質問をします。
(委員会の様子です・・写真右端が市長です)
決算委員会②
★平成27年度の一般会計歳入決算額・・199億1,209万円
 特徴:個人市民税45億4,500万円 固定資産税:42億2,300万円 法人市民税約6億円 ということでベッドタウンとしての特徴が数字にも表れています。現在も区画整理事業や宅地開発が進んでいるため今後も人口増加による税収の伸びが予測できます。
★一般会計歳出決算額・・190億7,995万円
 特徴:愛知高速交通(株)=リニモへ9億1,100万円の追加出資、共働き夫婦の増加による保育関係費やリニモ公園西駅周辺区画整理事業のための助成金、小中学校のトイレ改修工事費など歳出も人口増加による支出によるものが多かった。
(まとめ)
 国勢調査速報値で、人口が57、593人となり5年前の前回調査から10,7%増と県内一の増加率となり、年少人口の増加に伴う行政需要が伸びてきています。子育て支援策=保育所の増設、北小学校増築や介護保険制度の改正により要支援1,2の高齢者に対しては来年から総合事業として自治体の予算で介護予防関係の事業にも力をいれていかなければなりません。
 27年度の実質収支額が5億8,200万円(黒字)となりましたので引き続き「普通交付税」は不交付団体となりました。このままの歳入歳出状態を保ちながら、将来に向けて安定した行政運営をおこなってほしいと思います。
(委員会は傍聴可能です。そのため入り口には看板が)
決算委員会①
 長久手市議会は本会議場は役場の頃からあります。ところが人口増加により事務量も増えて庁舎は増築を重ねてきました。傍聴者が入れるスペースの委員会室がありません。議会事務局の職員が前日に二つの会議室のパーテーションを外してこの委員会室を作ります。床にはマイクなどの音響設備のためのコードがガムテープで留められています。
 昨年、新庁舎の構想案が示されましたが、市役所に隣接した調整区域(田)を購入して移転する計画案でしたが都市計画法の改正により不可能となりました。このため、現在の場所での建替えしかできない状況です。大きな壁に直面しています。一般質問でも複数の議員が取り上げていました。業務を行いながら現在地での建て替え?車社会、そして公共交通機関の整備されていない長久手市で駐車場の確保は必須です。どうなるのか他人事ではないように思っています。