東京に住んでいる日韓親善協会の友人から、7月28日李洛淵知事が来るから「屋形船」で歓迎会するよ。メンバーに入れたからね。知事も会いたがっているし。この一回の電話で東京行が決まりました。本年4月に韓国へ行ったときに全羅南道知事室で旧交を温めたお礼も言いたかったので良い機会をいただきました。
 久しぶりの東京です。宿泊先のホテルからスカイツリーが見えてビックリ。
李洛淵知事④
 ホテルから少し歩くと隅田川に、そして約束の「三浦屋」を見つけました。
李洛淵知事②

李洛淵知事③
貸切の屋形船は満席です。歓迎会ですが「式次第」が配布されていました。え?私も祝辞?ほとんど知らない人ばかりの中で・・ところがお一人知人がいらっしゃいました。元参議院議員の保坂三蔵(東京選挙区)さんです。保坂氏とは東京での日韓親善協会の会合で度々お会いしたことがあります。席も同じテーブルで歓談しました。
 在日の各界の方々がそれぞれ乾杯辞(挨拶)を次々と述べました。全羅南道出身の方々の挨拶は李洛淵氏が知事に就任したことをとても喜びあっていました。

【李洛淵知事の答辞・・背が高いので天井に頭が】
〇韓国における雇用増加の50%が全羅南道 〇8年連続出生率1位
〇国から社会福祉賞受賞 〇昨年1年の観光客数全国第2位(3969万人)
このような実績を紹介し、全羅南道の投資魅力をアピールされました。 
李洛淵知事⑧
【向かって右端が保坂三蔵元衆議院議員(自民党)】
李洛淵知事⑥
 4月の全羅南道訪問で「孤児院:共生園」を訪れました。日本人の田内千鶴子さんが戦前8人の韓国の孤児を育て始めました。田内千鶴子さんは「韓国孤児の3,000人の母」といわれ、国籍を超えてその事業は受け継がれています。そして、千鶴子さんの長男が日本人女性(田内文江さん)と結婚され、文江さんが「羊がいっぴき」という本を書いていました。私はその本を読んでいましたのでもしや・・と思った方が知事の隣に座っている尹氏でした。本には孤児たちの食べ物、着るもの、ないないづくしの苦しい経営のことも書かれていました。また、孤児院を出ていくときは立派な社会人になれるように送り出したいとご苦労されたことも書いてありました。その当事者の尹氏と目の前で会えたことは偶然では言い表せない喜びでした。
【向かって右端が尹氏です】
李洛淵知事⑦
 2時間半のコースは多くの方々の乾杯辞(挨拶)が終わりまで続き参加者の李洛淵知事への今後の活躍に大きな期待を皆さんが持っていることを感じました。
【知事とのツーショット】
李洛淵知事⑨
 知事は挨拶の中で、保坂三蔵元議員には日韓親善協会のお礼を、私には古くて長い友人という紹介をしてくださいました。2001年お互いに国会議員時代に交流を始め、幸いに知事が日本語が話せることから続いているご縁です。この日は4月訪韓時に通訳をしてくれた朴淳任女史とも再会して親交を一層深めることができました。

 一つ行動するとまた新たな出会いが。このようにして「真夏の夜」はすぐ過ぎました。

李洛淵知事⑤