7月3日、長久手市文化の家森のホール(大ホール)は満席でした。この日のコンサートは市内の有志による「川上ミネ公演実行委員会」が主催した「川上ミネ ピアノ&トークリサイタル」です。日頃の顔見知りの方々が大勢来場されていました。
川上ミネさん①
 開演後は写真がとれませんので、直前に1枚。文化の家の誇るピアノ「ベーゼンドルファー」が舞台の中央に置かれていました。90分の演奏にプログラムはありません。ミネさんは自分の作曲した曲をマイクで紹介してから次々に弾いてくれました。私は時には目を閉じ、時には鍵盤に目を移し聴かせていただきました。
【川上ミネから皆さまへ~~】
 ピアノの88個の鍵盤は88種類の絵の具のようだと思う時がある。私の音楽はクラシックでもジャズでも現代音楽でもなく、子どものときから感じ見てきた長久手の風景の豊かさや、家族・人を通して知った優しさや愛情、その後に世界中のたくさんの場所で出会った風景や様々な出来事をそのままピアノ音で描き写そうと作った音楽です。
 長久手を出発して今回戻ってくる間に見てきた世界へ、ピアノ&トークで皆さんと旅に出たいと思います・・。
川上ミネさん②
 演奏会が終わりふっとチラシに目をやると、まさにこのミネさんからのメッセージのとおりの演奏会でした。

 開場前、長い行列に並びチケットをきっていただきホワイエに足を踏み入れると、前館長が出迎えて下さいました。ミネさんのお父様です。十数年にわたり「文化の家」館長を務められた方です。久しぶりにお目にかかり元気なお姿を拝見して挨拶ができて嬉しかったです。
 「地元」って暖かいな!と思いました。