ついに、演奏会の本番の日がやってきました。昨日土曜日は午後から会場や舞台設営、プログラムへのチラシの挟み込み等々、毎回前日のリハーサル前の準備も団員が手分けして滞りなく準備が進められました。
 リハーサルでは明日の本番に最高の演奏が出来るように、団員も指揮者も全神経を集中します。
【リハーサルの休憩時間】
25回定期演奏会③

 さて、今日は本番の演奏、午後2時30分開演です。午前9時半からのゲネプロは予定時間をオーバーして行われました。終了後から開場までの約1時間で昼食をとり本番の衣装に着替え最後の楽譜のチェック、楽屋内では皆それぞれの形で本番前の準備をします。
 2時ごろに、「来場者数がすごい!、当日券が発売できないかもしれない!・・」などと一報が流れてきました。もしかすると満席?ならば嬉しい悲鳴です。演奏の励みになります。
 
 開演5分前には舞台のそでに楽器を持って待機して舞台進行係の指示に従って入場します。毎回、緊張します。しかし会場が暗転し舞台が照らし出されると客席がみえなくなるので少し落ち着きます。いよいよ指揮者の入場です。「喜古恵里香先生」の指揮は初めてです。先生も文化の家のホールでの指揮は初めてです。昨日リハーサル時に、素晴らしい!とほめてくれました。長久手市民としてはわが町のホールなので嬉しい言葉です。

 最初の曲は、チャイコフスキー:イタリア奇想曲 テンポも緩急あり調も変わり私の目は必死に楽譜を追いかけます。フィナーレの熱狂的なところに来た時、弦を押さえている左指に何と汗が流れてきました。指から汗?初めてです!大きな拍手で一曲目の演奏が終わり、少し気持ちも落ち着き始めました。

 こうして無事に全てのプログラムが終了しました。年初から悪戦苦闘して練習してきた楽譜に別れを告げて来週からは次回の演奏会の曲を練習します。オーケストラの楽しみってなんだろう~深く考えたことはありません。もしかすると今日の本番での2時間、多くの来場者に自分たちの演奏を聴いて頂くことかな?そして、私自身も少しでも美しくヴァイオリンを弾けた瞬間の喜び?そして、70名の仲間と一緒に一つの曲を奏でること?
【演奏会終了後、指揮者の喜古先生と(中央)】
25回定期演奏会①
【楽 屋 で】
25回定期演奏会②
 
 今回も多くの方々がチケットを購入してくださいました。そしてご来場くださいました。本当にありがとうございました。
 オーケストラ全体としては630名の来場者 アンケートは100枚(回収率15%) 文化の家を借りて演奏するという「貸館事業」であったためチケットは団員による販売に力を注ぐことも重要でした。文化の家の「自主事業」の演奏会ですとチケットは文化の家でも販売していただけます。冬から取り組み初夏の6月までの期間、演奏だけではなくオーケストラの運営には団員が役割を決めて行ってきました。仲間がいてはじめて演奏会を楽しめる・・当たり前のことですが、この日はしみじみと感じました。