(2020/12/25金曜日) 長久手市文化財事業のメインである古民家活用事業が7年後の今日も紆余曲折しており、古戦場公園移築なのか、現地保存なのか決まらなかった。そして古戦場公園整備事業は令和5年度以降(年度未定)まで延期となった。

 この間、寄附採納を受けた市内にある古民家は損傷が激しく約1千万円近く投じて修繕をおこない、国登録文化財の申請も断念し、柱3本、梁13本の部材が古戦場公園内に新たに歴史民俗施設を建築して活用というところまできた。

 そこへ、昨年9月監査委員から「一旦白紙を」という意見書が提出されて現在はどのように見直していくのか方針を検討中である。(大島の一般質問で令和2年度の歴史民俗体験施設の設計費予算は執行しない。また令和3年度当初予算にも具体的なものは計上しないことがわかった)

12月25日は野村議員、冨田議員と3人で「古民家」の内部を視察した。古民家は既に市に寄附をされているので市の担当部の職員が立会を行い担当課長からの説明を受けた。
・文化の家から徒歩10分ほどの所にある「古民家正面」
 令和2年12月25日⑰
・外観は何度も説明を聞いて見ているが、屋内に入るためには「ヘルメット着用」と言われ、建物がいかに危険水域に入っているか物語っていた。

・写真で見た「鳥居建て」を象徴する柱と梁を初めて見た。確かに神社の鳥居に似ている。この鳥居の柱と梁だけが活用されるのか~。↓ 
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現在は鋼板張り屋根であるが、昔は萱葺き屋根であったとわかる天井。
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室内は、10年ほど前まで住んでいたという説明であったがあまりにも古すぎる作りの台所や部屋の感じがした。
 令和2年12月25日⑩

 令和2年12月25日⑪

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 令和2年12月25日⑧

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この辺りは雨漏りや破損がひどく修繕の跡がくっきりとわかる。
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これは天井であるが、ブルーシートで補修しているような印象!
  真新しい木材が充てられ補修されている。
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補修時に剥がれた土壁は袋に詰めて、再使用すると説明。
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9月議会で一般質問するために資料照会した「調査資料」に書かれてある通りの古民家であった。
移築も、現地保存も、国登録有形文化財も難しそうだな~と実感した。
 それにしても、互葺屋根の破損・欠損、基礎・軸組みの破損・劣化、耐震補強の必要性など、なぜ寄附を受けたのだろう。私の調査では市内に鳥居建て古民家は2件存在し、1件はまだ人が住んでいるのでこちらの古民家を市の方から頂きたいとお願いした。

 改めて古民家をなぜ市が保有したかったのか、今では文化財事業という名前に代わっている。一般家屋も50年過ぎると古民家と呼ばれる・・等々多くの説明を聞いてきたが、事業の目的や効果、予算、今後の維持費等々プランの甘さを感じた。

多くの市民の知らない所で1千万円以上の税金が、この古民家に既に投入されてきた。
市は、今後どのように説得力をもって市民や議会に「寄附された古民家」事業を説明するのだろうか。
 コロナ禍の現状で、経常経費も来年度はだいぶ切り詰めないと予算が組めないと説明があった。税金は市民のものである。無駄遣いは許されないと思った。川 ̄_ゝ ̄)ノ