9月3日に開会した定例会が今日閉会しました。令和元年度(昨年度)の決算の認定、一般質問は全員が登壇、コロナ対策を講じての審査、AIを活用した議事録作成の取組など、忙しい中にも充実した審議ができたと思っています。

開会日・・教育長と教育委員の交代の同意案件があり、とても悩んだ初日でした。川本忠教育長はこの日3年間の任期を終える日でした。3年前川本教育長を同意するとき、私は実は反対したのです。それは川本氏に反対したのではなく改正された「地方教育行政組織運営法」の改正に反対するためにこの人事案件の機会を利用させて頂いたのです。

 これまでは教育委員会の中で事務局を担当する人が「教育長」でした。教育委員会の代表となる人は「教育委員長」という人がいました。ところが新しい教育長は地方自治体の長(市長)が議会の審議を通して任命します。従って、教育長の上司は市長になり、教育委員の上司も市長になります。

 教育の中立ということから政治家である市長が選ぶということに反対したかったので、川本教育長自身に反対したわけではありません。私はこの理由を議場で述べました。川本教育長は市の総務部長も経験しておりきっとこの理由をわかっていただけるという確信があったからです。

 とっても嬉しいエピソードは、北小校区で児童クラブの待機が35人になった時のことです。校区の自治会役員や地区社協の皆さんと週に2日の児童クラブ「北っこひろば」を、私の住んでいる町内会の集会所で開催することになった時です。集団下校のために、子どもは一旦自宅に帰りランドセルを置いてから集会所に来なければなりません。市の児童クラブは直接いけるのですが・・この時に教育長に相談したところ、早速北小の校長先生の所に出向き話をつけてくれました。お蔭で、私たちボランティアが小学校にお迎えにいくことができて無事にスタートできることになりました。
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また新しい地方教育行政組織方では、教育委員の任期は4年ですが、教育長は3年です。理由は市長が4年の任期中に少なくとも1回は教育長を選任する機会があるので、市長の人事構想の中に教育長人事を位置づけやすくなるからです。教育委員長と教育長が一本化されたことで新たな責任者ができました。

この日の議場は、ほとんどの議員が川本教育長へのお別れの気持ちをどのように表してよいのか分からず、教育長を静かに見ていました。新型コロナウイルス感染症により小中学校の3か月休校、学校の9月始まり論、修学旅行の実施は可能か・・等々、心労はとても大きかったと思います。同意案反対からの出発でしたがいつも笑顔で対応して頂き本当にありがとうございました。
 お疲れ様でした。多方面にわたるご尽力にお礼申し上げます。
 
議案について1つ「反対」をいたしました。 ↓
  「議案第62号リニモテラス公益施設条例の制定について」反対の立場から討論を行います。

                        
・この条例の第4条にはリニモテラス公益施設で行われる事業内容が書かれております。私は先の本会議で事業実施にあたり市の各課との関係が生じ各課との役割分担、責任分担についておたずねしました。答弁では指定管理者である民間企業のノウハウを活用した事業展開をおこなうことにより、各課と関係のある補助団体が実施する事業をリニモテラス公益施設で実施する際には行政が指定管理者と団体との間で調整役として入ることは考えられるが、直接的な関与は想定していないという答弁でした。そして、事業実施に際しては、指定管理者のほかリニモテラス運営協議会が関わっていき、「観光およびまちづくり情報の発信、相談対応」事業には、長久手市観光交流協会と連携しながら行うということでした。

 これらの答弁をよく考えると、事業のほとんどがリニモテラス運営協議会と観光交流協会が指定管理者と共に行うということです。

 ところが、リニモテラス運営協議会には毎年補助金が約200万円、観光交流協会には約1800万円助成しており、そのうえ指定管理者には人件費、光熱水費や修繕費などの維持管理費で2000万円程度の指定管理料、これにプラスして事業費も見込んでいるということです。この小さな施設の事業を行うに当たり3つもの団体に最低でも4000万円以上の多額な事業費を補助していくという運営は、財政面で困難ということから延期となっている数々の事業があることを考えると、とても理解できません。

 

 運営体制の面では、観光交流協会の事務局で常勤・非常勤にで働いている職員のうち5名がリニモテラス運営協議会のメンバーと重なっており、このごちゃ混ぜとなった運営体制で4条に規定している事業がスムーズに行えるのか大いに疑問です。

 人的なごちゃ混ぜ体制は、税金である補助金もごちゃ混ぜではないかという疑念を抱き私は市民に対して責任を持って、リニモテラス公益施設がこの条例通りの役割を果たすと説明が出来ません。

 

 次に公益施設とは一体何でしょうか。公益とは文字通り公共の利益です。リニモテラスは公益施設ですね。市民に対して事業の結果を出さなくてはなりません。このような使命を持った施設の運営の中心を担う指定管理者の管理に対する基準(第13条)には「利用者に対して適切なサービスの提供を行うこと」という曖昧でどのようにでも解釈ができるような基準しかありません。良くも悪くも公益という名の下に「あれもダメ」「これもダメ」「これもいい」「あれもいい」という中途半端な施設になる恐れがあると思われます。

 平成20年度に策定された第5次長久手市総合計画の主要プロジェクトに位置付けられてから12年が過ぎ、リニモテラス構想はその立地場所もコンセプトもお幅に代わり事業を着手致しました。現在のコンセプトである「大学連携・多文化共生・子育て支援・観光交流」のこの4つが果たされる公益施設とは思えません。

  以上の理由をもって反対討論と致します。

議会が終わり辺りを見回すと、稲刈りが済んだ田が広がっていました。
 令和2年9月30日①
 令和2年9月30日②
いつも見慣れた風景ですが、無事に一つの定例会がおわり、慌ただしく駆け抜けてきた日々が遠い過去のような気がしてきました。
 
令和2年9月30日③
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