臨時議会の議案は「国民健康保険」と「後期高齢者医療」に加入している人が新型コロナウイルス感染症に感染した場合「傷病手当金」が支給されるという条例改正と補正予算でした。市長は予てからコロナ対策第3弾を提出すると言ってましたが市単独のものは有りませんでした。傷病手当金は国が特別調整交付金として県を通して自治体に交付します。

社会保険には病気やケガで仕事をやすむことになった場合傷病手当金が支給されますが国民健康保険にはありません。市の条例改正は国が作成したひな型をそのまま条例改正案として提案。
・国保にはなかった新しい制度ですので条文は付則に6項目が新設されました。

【新設された傷病手当の内容】
、対象者 国保加入者でも給与の支払いを受けている人・青色申告の専従者給与の人
、月給あるいは、日給月給でも対象となる
、限度額 標準月額報酬の最高等級月額を30日で割り日額を算出しこの2/3=30,887円
、算定された額より少ない額しか経営者が支払ってくれない場合は差額は国保から支給される。しかし、国保会計から支払った額は経営者に市が請求して徴収する。
、結果として新型コロナウイルス感染症に感染していなかった場合、医療機関から証明を受けて申請できる。
6、周知方法は市のHP、広報及び7月の国保税算定通知書にお知らせを同封する。

国保加入者であっても、給与所得者に限り、個人事業主は非該当です。長久手市は加入者が8,895人でその約0.3%の30人を見込んで給料日額を1万円と想定し、また休業期間を2週間とし待機期間の4日を除いた10日間に2/3を乗じて200万円を予算計上しました。
後期高齢者医療保険の方も全く同じ内容です。

提案された条例改正案は教育福祉委員会で審査し可決されました。
・委員長(私なんです)
 令和2年5月13日①
・副委員長(なかじま和代議員)
 令和2年5月13日③
 いつもは正副委員長は一つの机に一緒に座るのですが「3密」でこんなに離れて座りました。

、新型コロナウイルス感染症関係の議案を可決成立して、次に慣例により加藤和男議長が辞任。
 会派代表者会議を開催し、議長の候補者を各会派から答えていただき選挙になるかどうか決まります。先日お2人が立候補予定と聞いていたのですが、立候補者は1名でした!。こういう場合は指名推薦で選挙は行われずに決まります。副議長もお一人の立候補者で指名推薦で決まりました。

◎議長=青山直道議員
〇副議長=山田和彦議員
が選出されました。
 おめでとうございます。任期は慣例で1年間ですが、「チーム長久手市議会」を宜しくお願い致します。

 ここまでで、夕方になってしまったので明日の予備日に議会の委員会等の人事は行うことにして散会しました。
議長選挙の前に会派の解散・結成があり、無会派は8人となりました。そして、正副新議長や他の会派のみなさんのご理解で、議会運営委委員会に無会派から3人の委員枠を頂き一挙に3倍になりました。

 5月の臨時議会は、ほとんどの地方議会で正副議長等を決める人事議会です。事前に立候補予定者の所信を聴く機会が持てたことはとても良かったと思いました。新議長の青山議員は、会派制のディメリットは何かという質問に対して「大会派が有利になり、密室政治になる・・」と正直に話され今後が楽しみです。v( ̄∇ ̄)v