憲法は国の最高法規 と学んできました。先月4月25日のブログでは「戦争ができる国」にしないために!緊急集会 講師:半田滋氏(東京新聞論説委員)の集会を5月20日(金)日進市民会館で開催する拡大実行委員会に参加してきたことを書きました。
 今日は、開封しないでたまっていた郵便物の整理をしていたところ「九条の会・尾張旭」10周年のつどいがありました。5月は各地で様々な憲法の集会が開催されますが、長久手市は日進市と尾張旭市に南北に挟まれていますがこのような大掛かりな集会がありません。昨年9月に安全保障法制(戦争法)が国会で成立してしまいました。成立後も各地で大きな集会やデモが行われています。数の力で成立させてしまった法律は数の力で廃止するチャンスが今年7月10日投票と言われている参議院選挙です。私も自分の住んでいる地域で安保法制に反対する立候補予定者を応援したいと思っています。
 宝田明さんがなぜ安保法制に反対しているのか、そして隣の尾張旭市でどのようなお話をしてくれるのか楽しみです・・集会のチラシとチラシに挟んであった新聞の記事を紹介しますね。
宝田明さん
★俳優 宝田明さん 81歳  
      前線も後方もない戦場 私は見た
 安保法の施行で集団的自衛権の行使を容認するということは、アメリカの戦争に日本も加われるようになること。他国軍の「後方支援」なんて言うけど、生やさしいものじゃない。私は「前線」と「後方」の違いも、兵士と非戦闘員の区別もない戦場をこの目で見たからわかる。
 11歳だった1945年、私はハルビンで終戦を迎えた。その直前にソ連軍が街を爆撃し、自宅にも兵隊が押し入ってきた。冷たい銃口をほおに突き付けられた時は、歯がガタガタ震えて止まらなかった。
 日本兵の護送列車に近づいた時は実際に撃たれた。家に帰ると、脇腹が血まみれ。近所の医者が弾を摘出してくれたが、麻酔は無し。あの痛さは忘れない。
 戦争の現場では、どうしても残虐行為が起きてしまう。政治家はそのリアリティーを知らないのだろう。
 僕は60歳まで政治的な発言はしなかった。でも若者たちのため、軍国少年だった僕らの世代が戦争を振り返って思いの丈を話すことは、人間としての責任だ。
 安保法制への抗議は全国に広がった。安倍政権がそれを無視して進んだのは大変な過ちだ。後の世代に「なぜあの時、間違った選択をしたのか」と責められないためにも、「戦争をしない国にする」とはどういうことか、しっかり考えたい。(朝日/3月29日 朝刊)

 5月20日(金)日進市民会館で、5月21日(土)尾張旭し文化会館で、お二人の講演を聴きます。お金や経済優先ではなく、命や未来を大事にする人を、この夏、参議院へ送りたいと思っています。
 多くの人と一緒に応援したいと思っています。

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