2月20日開会の議会定例会に向けて、2週間前の2月6日に来年度予算を含めた市長提出議案が配布されます。その前段として今日は6課から関連する説明がありました。
 内訳は新規条例案3つ、改正案1つ、その他2つです。議員としては新規条例案に対しては「初めて議決権を行使」します。

令和2年1月24日①
【1】愛知医大運動療育センタープール開放利用料金 無料から1回100円に!
 長久手市には市民プールがありません。愛知医大の室内プールを昭和63年から市民に開放しています/毎週日曜日/高校生以上/1人回あたり700円を市が負担。
・平成30年度利用人数/3,297人/約230万市が負担
・令和2年4月から愛知医科大学が100円(1人1回あたり)徴収する。

 私の質問に対して、愛知医大の方から人件費、ボイラー等燃料費の値上げのためと要請があった。他の議員からも約33万円ほどの負担なので市が負担してもいいのにね~との声も。消費税増税がこのようなところにも影響が出てきました。

【2】児童発達支援センター条例の制定について
・令和3年度に開設を予定。指定管理者の公募選定手続きを来年度行うために「児童発達支援センター設置条例」を定例会に上程。

・えええ?今週直営で運営している草津市を視察してきたばかりなのに。既に「基本計画」では指定管理で運営と明記されているので粛々と4月から公募するということです。一般質問の答弁では「発達支援室」は直営で行いたいと答弁でしたが詳細な説明はなく事務手続きが進んでいく。

・運営についてはどうするのかと質問。規則・要綱で決めると答弁されたが、規則・要綱は議会の議決は必要がありません。議会の答弁どうりの市が責任を持って事業所として指定・共用開始されるのか心配になりました。

【3】歯と口腔の健康づくり推進条例の制定について
・これは昨年6月定例会で議員提出の請願を全会一致で採択し、その請願主旨が市による条例の制定であるので新規に上程されることになりました。理念条例です。
・2回の市民説明会では多くの市民が参加し昨年11/27~12/26実施のパブリックコメント実施結果で、条例と解説書を整理すべきとの指摘をうけ直したそうです。現在法規審査中という説明でした。(◎)

【4】債権管理条例の制定について
・市は様々な債権を持っているが各担当課が管理し課題は2つある。
①給食費のように私債権は徴収努力をしても回収不能となった未納額が欠損処分が困難であるため時効となっても欠損できず雪ダルマ式に増加。
②滞納処分により強制徴収できる税以外の「強制徴収公債権」等の徴収事務が確立していないため、事務処理の流れを整理する必要がある。

・大変に難しい条例です。
<強制徴収公債権・・地方税、後期高齢者医療保険料、介護保険料、保育料、下水道使用料>
<非強制徴収債権・・公債権→児童手当返還金等 私債権→給食費、児童クラブ費等>
 これらには「時効」があり、例えば後期高齢者・介護保険料は2年で給食費等は5年で時効です。時効の援用、債券の免除、放棄等あります。条例案を見ないと理解できないなあ~(〇)

【5】国民健康保険条例の改正案
・長い間国保は自治体が保険者でした。平成30年度から県が保険者となる制度に変わったため毎年県から標準保険料率が示され県への納付額が決まります。来年度は加入者の減少により1,496万円減ですが一人当たり額は4,014円の増加です。市は一人当たりの保険税額を抑えることから県への納付額の財源不足を一般会計から2億6,142万円繰り入れします。(一人当たり3万100円:今年度比767円)

・他にも課題はあります。税率が3段階あり①所得割:8.14%→9.05% ②均等割35,500円→39,200円 ③平等割(世帯割)29,000円→29,200円
 ※議案が上程されますが、賛否に悩むところです。(?)

【6】行政改革の重要課題事業(第2弾)発表
・事務の外部委託
 BlogPaint
・保育園の民営化
 BlogPaint
・放課後の児童の居場所事業のアウトソーシング推進
・広報全体の見直し→1/4頁に縮小してSNSを活用する
・ペーパレス化→議会関連のICT化の実施(◎)
・ごみの減量化(◎)
他に、高齢者関係など12項目あります。
 
 これらに対して各議員は1月31日までに意見書を提出、市は3月議会中までに方針を出すということです。
2月、3月は定例議会中に同時並行して議案以外への対応があり忙殺の2か月となりそうです。
 市民にとって、ベストな判断ができるように調査、資料の読み込み等、頑張って参ります。
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