今年9月にN-バスのOD調査が行われました。そして、11月末から「ルート再編にむけた意見交換会」が各小学校区ごとに開催されました。この日、北小学校が最後でした。

N-バスは文化の家の開館と共に事業が開始されました。22年目ですが地域のコミュニティーバスとしてはこの地域では収支率が4%と最も低く、私は4年前の一般質問で「空気バス」と市民に呼ばれているほど利用者が少ないので、デマンドタクシーにシフトを変えた方が良いのではと提案しました。約1億1千万円投じて収支が4%です。周辺自治体では20%ほどのところもあります。

意見交換会の目的は2021年(令和3年)4月にルート再編を予定しており、その新ルート案に対する意見を頂くことです。椅子が足りないほどの参加者かなと思いながら会場に入りました。何と準備されたテーブルが多すぎて一つのテーブルを囲み、始まりました。
・新ルート案です。↓
 令和元年12月8日④
現行のルートです。
 令和元年12月8日③

・11月23日(土)から3週連続で土日と職員は6小学校区でこのような場を持ってきています。
 令和元年12月8日②
・とても大切なことが書いてあります。来年1年かけてルートを再編しますよ。一緒にルート案について考えませんか!と。議員が2人で合計6人の参加です。北小校区の皆さんは自動車とか他の公共交通機関があるので関心が低いのかな?ところが、福祉の家での開催が21人で最も多く、一桁の校区が4つもあったそうです。
 周知期間や、方法にも課題がありそうですね。
 
私は、市民の方から頂いているルートへの要望を住宅地図をつなぎ合わせて地図に書いて持参しました。↓
 令和元年12月8日①
・現在の藤ヶ丘線は公園の前を左折するが、次の信号を左折することにより3つの病院へ行く事が出来るという内容です。担当課長も、他の方から同じ意見を聴いているというお返事でしたので意見が反映されることを切に願っています。

私は中央線の鴨田地区を走るN-バスに乗客を見たことがありませんでした。そのため「この地区を走る必要があるのか意見をいいました」ところが、隣の女性お2人はこの鴨田の地区が新設されてとても良くなったので廃止されないように意見を言いに来られたと発言されました。
 わずか6人での意見交換会でしたが、自分の意見を持った市民の方が参加されていたとは!その女性たちにとっては大切な「N-バス」でした。安易な発言をしたことを反省したとても良い経験でした。

地域公共交通会議で正式にルート案が承認されるという手続きになります。運賃も65歳以上から無料ですが、デマンドタクシーの実証実験を2年続けて行ったのでルート再編時には運賃も見直されると思います。
 ベッドタウンとして発展してきた長久手市ですが、東の地域には民間の宅地分譲による団地が3つあります。リニモ駅までは遠いです。

 日本一若いまち長久手市と、統計上はいわれていますが確実に高齢者は増加しています。人数の問題ではなく免許証返納し買い物や、病院へいく交通手段がない人が増えています。行政がどこまでを税金で事業を行うべきか。

 市長はつねずね「助けがなかったら生きていけない人は全力で救う」と言っています。この意味を10月議会で質問したところ、それくらいの思いである・・というニュアンスであると答弁。キャッチフレーズや政策の旗にこのようなことを述べたら、本当に困っている人は行政不信になると思います。
 N-バスルート再編意見交換会、6人の参加者。色々なことを学び感じました。v( ̄∇ ̄)v