昨年6月「文化芸術基本法」が改正され、8月9日長久手市文化の家で法律がどのように変わり、どうしたら改正内容が活かされるのかフォーラムが開催されました。
 30年8月9日③
基調報告は文化庁・文化部長の藤原章夫さん
・今法改正の主な内容や文化庁の京都移転のことなど講演されました。
 文化庁の京都移転は2021年をめどに70%を京都に移転し、既に40人ほどの職員が準備のため京都へいった。
・H30.10.1~芸術教育、博物館(水族館・動物園等)は文化庁に移管される(初耳!でした)

改正内容
・文化芸術そのものの振興に留まらず、観光やまちづくり、国際交流、福祉、教育、産業などの幅広い関連分野の施策を法律の範囲に取りこみ、文化芸術の価値を継承し、発展や創造に活用していこうとする「基本法」となりました。(振興法⇒基本法へ・・難しい?)
【個人的な解釈】
・法律が改正されても予算が付かないと聞いたので、日本の伝統文化を継承・維持・発展させていく為に、観光面、国際交流面からも経済という面からバックアップしていけるようにしていくのかな?文化庁も京都移転で!

第二部のパネルディスカッションでは文化の家の職員がこれまでの取組を説明しました。
 私はこの話を聞いて、ようやく納得しました。長久手文化の家は創造スタッフが小中学校に出向いて演奏する「であーと」等、今改正法の先取りをしてきたんだと!
 30年8月9日⑤
・課題もあります・・。
 30年8月9日②

劇場・音楽堂がこれから何を社会に向けて発信していくのか。
・人生100年を生きる教育の中での芸術教育の見直しなど、奥深い転換が求められているように感じました。

 文化庁の藤原文化部長さんからは、文化とは人々に感動を与えるという一つの価値だけではなく、これからは経済的価値(私の主観:京都などへの観光で)、社会的価値(福祉・教育・産業分野)に転換が図られていく法律改正であると知りました。
<文化の家20年の歴史ー①>
 30年8月9日①
<文化の家20年の歴史ー②>
 30年8月9日④

 このフォーラムは「ジョイントフェスティバル愛知」の一つの取組として開催されたので市外の文化施設の職員や親子劇場の方々など県内各地からの参加者も会場から活発な意見を述べて、名実ともに議論の場、フォーラムでした。

 私は「良い演劇、良い音楽・・」と言われた「良い」ものとは何が「良い」というものなのか、最後まで意味が分かりませんでした。しかし、これからの文化行政がこの「基本法」に沿って行われていくという事実を学ぶことができたことは収穫です。難しい内容でしたが参加して良かったです。v( ̄∇ ̄)v