昨年度「長湫中部1号緑地再整備基本計画策定ワークショップ」が全7回開催されました。もともとは区画整理事業により造られた「芝生広場」に北保育園を移転新築する・・ということが決まり、近隣住民から「おかしい」という意見がでて調べた結果区画整理事業が終わり「芝生広場」が都市公園として市に移管後、すぐに壊して保育園を移転するということでした。

 県の公園緑地課を訪ねたところ「違法ではないけれど・・」「緑地に保育園を建設した場合同じ面積の緑地を区画整理事業区域内に確保する必要がある」ことがわかりました。結果、緑地の3割と隣接する市有地に保育園は建設され、残された7割の緑地をどう再整備するのか・・というワークショップでしたから参加してきました。
<保育園Iからみた、残された緑地>↓
 30年6月29日⑦

 30年6月29日①

昨年度の再整備基本計画ワークショップで整備計画案(平面図)ができたので、いよいよ着工と思っていましたが、今年度は全4回で「緑地の詳細設計」や「緑地育成プロジェクト」の「再整備ミーティング」が開催されることになりました。この「芝生広場」は関わった以上整備されるまで見届けようと今回も参加しました。

遊具と樹種を班に分かれて意見を出しました。北保育園の園長先生が遊具について保育する側からのお話をしてくれました。テーブルにはコンサル会社が用意した遊具と健康遊具の写真がありました。
<遊具>
 30年6月29日⑥

 30年6月29日⑤
<健康遊具>
 30年6月29日③
 園長先生は、基本的に遊具は必要ないというお話でした。私も同感!孫と公園にいくと遊具は滑り台、ブランコくらいしか使いません。落ちている木の枝を鉛筆代わりに地面にお絵かき、捨てられている容器に砂を詰めたりしてお菓子やさん~と言って砂のお菓子を「食べて!」と言って遊びます。
 園長先生のお話と私の経験からの「遊具不要」が一致してなぜか嬉しかったです。

ワークショップの最後は、班ごとに発表します。
 30年6月29日④
え?各班は「基本的に遊具は必要ないのでは・・」という意見でした。芝生広場なので芝生を残そう、という気持ちが昨年度のワークショップでまとまりましたが、この1号緑地は芝生を中心にした整備方針が根づいているな~と感じました。

市役所は公園整備計画を通して地域のことを考える「地域交流」を目指しているようですが、近隣住民の参加者は少ないです。場所と機会を準備しても参加する住民はいつも同じ顔ぶれになりつつあります。

 次回は8月下旬です。コンサル会社でチラシを近隣のマンションや住宅にまいたそうですが「近隣住民」は限られた方々だけです。トップダウンで「地域交流」といっても市民は動かないようです。そこでどのようにしたら参加者が増えるか色々な案を出し合いました。
①出張エコハウス
②フリーマーケット&リサイクルマーケット(子供服)
③餅つき・・。

 高齢社会と財源不足時代が2030年ころやってくる。地域のことは地域で解決しようという「地域共生社会」をつくることが現市政の方針です。どこの課の事業も根底に同じ考えを取り入れています。
 いつも夜に開催されるワークショップのために、みどりの推進課の職員は総出で準備しています。
 私も家に着くと夜の10時前になります。皆さまお疲れ様でした。.。o○.。o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。o○.。o○