長久手市熊張・松杁(旧大草村)地区の山から土砂を採取する計画があり、3月下旬に居住地の方から不安に感じているという相談がありました。この辺りは山からの豊かな湧水を利用して現在も稲作や畑も耕作され、井戸水も利用されています。土砂採取により井戸水が枯渇しないかなどの心配もあるようです。
 だいぶ前に、コーヒー用にペットボトルを持って道路の脇を流れる小川の水を汲みにいっていた時期がありました。現在はその小川の場所に家が建ったので遠慮しています。
話だけではわからないので先日お天気が良い日に現地と思われる場所を確認に出かけました。この辺りかな~
 30年4月20日㉒
・湿地があり、そこから湧き出ている水が水路に流れ、水量の多さに感動!
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・隣は水田です。
 30年4月20日④
・豊富な湧水に驚きました。
 30年4月20日③

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計画予定地の地図です。
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・計画平面図の中央には湧水を想定して調整池が書かれています。
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地図を頼りに計画地を一週しました。
・清水池です。
 30年4月20日㉑

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・この池の南側には畑が広がっています。
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・あぜ道の草花・・。
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・清水池の西側は竹林で、その奥が計画地です。
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北側に登っていくと、長久手市と瀬戸市の境です。デジタルタワーは瀬戸市です。
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え!道を挟んで計画地の北側には既に土砂採取場がありました。
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・道路に湧水が流れています。この土砂採取場所からの坂道です!
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 30年4月20日⑥
・この辺りの自然の風景。(里山)
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・ここにも竹林が広がっています。
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県道に抜ける道沿いは、既に土砂採取が終わった跡があり、この辺りが今回の計画地です。
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長久手市には「土砂等の採取及び埋立てに関する条例(通称・土取り条例)があります。条例により事業者は地権者の同意と隣接地権者、周辺住民を対象とした説明会の開催をしなければなりません。また、市と事前協議をおこない、協定書の締結が必要です。その後、愛知県に申請するという流れです。

 土取り条例には「市」の責務と「事業者」の責務があります。採取期間は2年間。完了後の植樹は事業者の責務です。
・計画地の土地所有者にも4つの務めがあります。
(1)土壌汚染が発生するおそれがないことを確認。
(2)土壌汚染が発生するおそれがあると認められる場合は、土地を提供しないよう努める。
(3)事業者が土壌汚染、災害を未然に防止する措置を講じない時は、事業者に変わり講じる。
(4)開発行為による通行の支障、土地利用に支障がないように配慮する。

 砂防指定地になっているので、近隣住民との理解が必要だなと今回の調査でわかりました。これからも、この事業計画を注視していく必要があると強く思いました。(゚ロ゚;)エェッ!?