同じ日の同じ時間に行事が重なると、とても迷います。考えた末にパネラーのお一人が地元で長く「福祉を考える会」で一緒に活動してきた仲間であったことから「あいち女性9条の会」へ行きました。3人のパネリストは、それぞれ違う観点から憲法9条を語ってくれました。友だちです。↓
 30年4月15日③
那須野さん<戦争の時代にいきて>
・え~?もう〇〇歳になるなんて思えない。彼女は隣市の瀬戸市、将棋で活躍している藤井聡太君の大ファンとか。70年前は藤井君のような青年が戦争で散っていった。平和だから藤井君のファンになれる・・。
・46歳の時の手記(ガリ版刷り)を読み上げてくれました。国民学校6年生の頃で、信州にすんでいた。朝鮮の青少年たちが支配国日本により連れてこられていたこと、近所には東京から次々と疎開者が来たことなどです。
・終戦当時の日本男子の平均寿命が20歳であったことは戦争で何千万人もの犠牲者がでたことを表していますとしめくくりました。
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二宮純子さん<ご近所さまと政治を語る>
・弁護士の仕事をやめてから、ご近所さんにお声掛けして5人で集まり一か月に1回2時間だけ政治の話をするグループを立ち上げた時のお話です。ご近所さんへのお声掛けにはとても勇気が必要だったことや、昨年は安保法制反対の国会前デモに一人で東京に出かけたこと・・など。国会前に12万人が集まっても全国に散らばると何もなくなる。選挙になると負けてしまう。「民主主義にとって一般市民が話をすることが大切」ということがきっかけであったという話には、信念を感じました。↓
 30年4月15日①
野間美喜子さん:弁護士、ピース愛知館長<9条加憲で何が変わる>
・憲法9条は武器を持たない平和という流れの旗をたて、日本はこの旗を持った。この旗を降ろしたら歴史を逆行させてしまう。
・自衛隊が憲法に書かれると、自衛隊は憲法的公共性を持つことになる。そうすると、立派な自衛隊にするために軍事費は拡大し兵器は増産される。
・憲法的公共性をもった自衛隊は畏怖と羨望を持たれ、軍事優先の強い軍事力を持った社会に変わっていく。
 30年4月15日②

 会場からの発言で印象的だった言葉・・「憲法9条は戦没者の遺言」、署名のお願いには「ピースサイン」を・・と言っている・・など、予定時間をオーバーしたパネルディスカッションでした。
 ご高齢の参加者がめだちました。戦前、戦中を生きてこられた方々の経験からは、平和への強い意思が伝わってきました。ありがとうございました。v( ̄∇ ̄)v