2017年03月

     ノーマ・フィールドさん(シカゴ大学名誉教授)の講演会へ。
    講演テーマ 屈することなき絶望 「世界の痛み」とともに・・・
     ノーマさんは昨年も愛知県立大学で講演をしたということで、県内にいる彼女のファンが会場にも大勢きていました。講演会でまずホットしたことは流ちょうな日本語であったことです。大学の講義調ではなくノーマさんが今思っている世界の状況を、トランプ政権誕生についてのシカゴのことを、世界の痛みとして語ってくれました。
    ノーマフィールドさん①
    (ノーマ・フィールドさんと川畑博昭愛知県立大学准教授)
    ノーマさんと、この会を主催した愛知県立大学の川畑博昭准教授には共通するものを感じました。お二人とも大学の先生ではありますが、学問や研究を生きた学問として絶えず社会に向けて発進させていこう、学内の学問ではないという視点をもって学生たちに教えていこうと考え、行動していることです。

    ノーマ・フィールドさん(シカゴ大学名誉教授) 講師
    「文学とはもともと研究のためのものではない」ことを信念に「生きた研究」をめざしている。日常から素材をつかみ出し、日本全体に係る問題を縦横無尽に論じ、そこには常に<社会の多数派>や<常識>と呼ばれるものの犠牲となる人々の現実を共有しようとする視点がみえます。沖縄、労働者、少数民族、被災者・・常に社会が排除し忘れさせようとしている存在・・。
     これはノーマさんが日本で生まれて18歳まで暮らし、日本とアメリカの2つの文化を行き来してきた自らの存在にあるのだろうか・・・
    BlogPaint
    ※この日の為に作成したトランプ政権始動前後のアメリカ社会のパワポ。

    川畑博昭・愛知県立大学准教授 (コーディネーター)
    憲法学を専門としながらも、条文をめぐる解釈上の問題以上に、社会のなかで種々の法を成り立たせる人々の日常の意識や行動に関心を注いできた。
     川畑先生の研究の原点は、1990年代の20代を過ごした南米ペルーで、日本大使館の通訳(スペイン語)として働き、そこで体験したテロの吹き荒れる日常とクーデターという法を乗り越える措置を支持した多くの人々を目の当たりにしたことと聞いています。

    【余談】実は15年ほど前「衆議院憲法調査会・地方公聴会」が名古屋市内で行われた時に川畑氏は意見陳述人として憲法に対する考えを述べました。私は当時衆院議員として会場にいて陳述人が憲法改正反対か、賛成か興味深く聞いていました。川畑氏は名古屋大学大学院で学ぶ学生でしたが日本大使館勤務経験・・という経歴から、憲法改正に賛成では・・と推測していましたが何と「改正反対」の意見を述べたのです。15年前の資料とともに憲法9条を代えさせない人々の力が現在もあることに感激した出会いでもありました。

    会場に入りきれない来場者の熱気で、終了後友人と喫茶店へ。
    ノーマフィールドさん③
     名古屋市今池交差点に面する「ガスビル2階」。地元の長久手市には交差点に面したビルの喫茶店はないので、車が次々と行き交う街の風景はなかなか飽きません。
     たまにはこのような時間もいいな!そして、帰りの地下鉄ではスゴイことがおきました。車内は満席、私たち3人は高校生らしき青年に座席を譲られたのです!このような経験は初めてです。「ありがとう・・」とお礼を言う機会を逃してしまうほどお互いに目をまるくしてビックリしました。白髪の友達が「私のお蔭よ~」って。
     とてもいい一日でした。
    .☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*

      名古屋市守山区にある「さくらホール」 初めてこのホールを知りました。桜並木の通りに面して控えめなホールです。

     3/25 Sat オープニングコンサート
     徳田真侑さん(ヴァイオリン) 山中惇史さん(ピアノ)  ジョイントコンサート

    徳田真侑さんvnコンサート⑤

    BlogPaint
    (さくらホール 名前の由来はこの桜並木かな)
    少し離れた駐車場ではスタッフの名札をつけた若者が交通整理をしてくれました。なぜか温かみを感じる誘導でした。演奏が始まると写真はNG。会場にはピアノと譜面台が準備され、椅子がぎっしりと並べられていました。
    徳田真侑さんvnコンサート④

    徳田真侑さんvnコンサート②

    徳田真侑さんは長久手出身。3歳からヴァイオリンを始め、現在は東京芸術大学3年在学中です。
    山中惇史さんは岡崎市出身で同じく東京芸術大学在学中。指揮課を卒業した後、どうしてもピアノを弾きたくてセンター入試を受けて2回目の受験をして東京芸大に入学・・とっても素敵な青年でした。

    二人での演奏会は初めてとのことでした。初挑戦の曲も多く、春休みを返上して毎日練習をしてきたそうです。
    ピアノの山中さんは、徳田さんのヴァイオリンの演奏の時は伴奏を。そして、ピアノ独奏も2曲披露してくれました。若い二人は演奏前に曲の解説をしてくれたので、興味をもって聴かせていただきました。

    ブラームス パガニーニの主題による変奏曲第1巻・・とプログラムには書いてありますが、曲の由来などをわかりやすく話してくれたので、「聴いたことがあるな~」とか、15分の曲ですが一曲弾くと死んでしまうほど難しい技巧のところがあるんです・・などと話してくれたので会場の皆さんは15分間ピアノに釘付けになっていました。
    徳田真侑さんのヴァイオリンの音色は、時には華やかで、時には楽しく、時には甘く変化して芸大での学びの成果をとても感じました。

     若い!って思ったのは楽譜です。徳田真侑さんの伴奏の時、ピアノ楽譜がタブレット端末に入っていました。シュ、シュっとスマホのように一人で素早く「めくる」のではなく「スラッシュ」する奏者は初めてです。
     コンサートは静かに演奏を聴くもの・・という固定概念を見事にくつがえしてくれた若い二人の楽しいスプリングコンサートでした。

    (帰りに靴が履きやすいように並べてくださってました。優しい気遣いはさくらの花びらのようです)
    徳田真侑さんvnコンサート⑶

    目の前、3メートルで聴かせていただいたヴァイオリンとピアノ。奏者の息遣いが伝わり迫力一杯。二人とも並木の桜のように素敵に花を咲かせて聴衆をいつまでも感動させるアーティストになってね。楽しい演奏に「希望」を抱きましたよ!
    真侑さん、惇史さん、ありがとう。頑張ってね~ *:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:

     保育園の卒園式の日でした。校区内には他に民設公営の保育園がありますが公設公営の「長湫北保育園」から卒園式の案内を頂きました。家から徒歩10分です。子どもも増えて園舎も老朽化してきたので現在の所から移転新築します。今年が最後の卒園式です。
    BlogPaint
     青組さん33人が卒園しました。園長先生のお話では40年間で1345人の子どもが卒園。先生たちの手作りの式場です。
    長湫北保育園29年卒園式②
    園長先生のあいさつ
     田植え、稲刈り、夏はお日さまの下で毎日プールで遊びましたね。運動会では皆で「ソーラン節」を踊りました。
    今日は園庭の桃の木も満開、40年で大きくなり枝も伸び、根は地にはり、幹も太くなりました。一人一人が違った木を大きくして成長していってください。自分なりの木に育っていってくださいね。
    (40年目の桃の木です)
    n長湫北保育園29年卒園式④
    保護者会会長のお祝のことば
     毎日の当番、下の子のお世話も出来るようになりました。ふわふわの赤ちゃんだった頃を思い出します。すくすく育ってくれてありがとう。最高に嬉しいです。園との連絡調のやり取り、親も先生たちに励まされ、子どもには愛情一杯の保育をありがとうございました。この園舎での最後の卒園式、素敵な小学生になるでしょう~。

    園長先生の挨拶も保護者の方の挨拶も、この地、この園舎での最後の卒園式となることを惜しんでいるように感じました。共働き生活を支えてくれた保育園に、そして愛情を一杯注いで預かってくれた子供たちの成長を心の底から喜んでいるようでした。

    卒園児の歌がとてもかわいかったです。
      ♫♪北保育園をよろしくね~♪ 桜の舞うころはランドセルの1年生~♪♫

    (2年後には新児童館がこの地に建ちます。思い出として写真をとりました)
    長湫北保育園29年卒園式③
    【歴史を感じるお散歩用乳母車・・】
    長湫北保育園29年卒園式⑤
    【鶏も飼育していました】
    長湫北保育園29年卒園式⑦
    【かくれんぼで通り抜けたのかな?小さな径がありました】
    長湫北保育園29年卒園式⑥
    【う~ん、枝です】
    長湫北保育園29年卒園式⑨
    【自転車での送迎、働くママたちは前に子ども、後ろに荷物・・逞しいです】
    長湫北保育園29年卒園式⑩

    長湫北保育園29年卒園式④
    【運動会や砂遊びをした園庭】
    香流川②
    【この香流川の土手に沿って保育園はあります】
     北保育園を卒園した子どもたちは、香流川の土手に沿うように建てられたこの園舎を忘れないと思います。私もこの香流川に魅かれてこの地に引っ越してきました。川には大きな鯉、先日は亀も見つけました。鴨も子育てをし、四季それぞれの流れを見せてくれます。思い出をたくさん作って大きくなっていってね。
     卒園、おめでとう~。.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○

    1月中旬から準備した代表質問  議案質疑
    委員会質疑              予算特別委員会審査(付帯決議)
    全ての本会議と委員会で市民の意見を代弁してきました。市の職員は行政の中味に精通しています。ですから、31日間の会期中だけではなくその前段として、まずは自分が質問する中身を職員以上に理解する努力をしないと「議論」ができません。その前段の準備を十分してから、議場で発言するように自分なりに調査・勉強します。
     
    最終日は市長提案の議案を審査した結果に対して賛否を示します。今議会は3議案に対して反対しました。
    ◎一般会計予算案・・付帯決議をつけて賛成(〇)
    ◎職員の人事評価の議案・・反対(×)
      人事評価制度は、上司が部下に対して評価をし、その結果昇給や昇進が決まる。仕事の目標を数値化させるという圧力も強まり知らず知らずのうちに「住民のための仕事」が「評価のための仕事」に代わっていく。部下を評価する上司も「人」である。好き、嫌い、などの裁量が働くであろうし上司の顔をみて仕事をするようになれば良い仕事はできない。職場に格差を持ち込み公務の本質が捻じ曲げられる。昇進・昇給に裁量が働く疑念がぬぐえない人事制度であるため反対しました。また部下は上司の評価をできない仕組みになっていることも問題です。
    ◎マイナンバーカードを利用してコンビニで住民票・印鑑証明・戸籍関係書類の交付ができる制度・・反対(×)
     マイナンバーの普及率は9%と少ない。また、ITの公共事業といわれて、国のシステムや制度が未だ完ぺきではなく問題が大きい。この制度そのものが12桁の個人番号で個人の所得や預貯金、医療情報等々国が管理し、その情報は国民のためではなくどのように広く薄く「税」や「社会保障費」を徴収するかに利用される。その前に予算の無駄を検証して借金を減らすことを考えるべきである。
    ◎公園西駅の横断歩道橋の追加予算・・反対(×)
     この横断歩道橋には階段にスロープが設置されていない。ユニバーサルデザインが当たり前な時代に逆行し、市の財産ともなる5億5千万円の歩道橋の片側の橋脚・エレベーター・階段がイケアの敷地を借りなければ設置できないとは・・。イケア側のエレベーターは11人乗りであり利用者が殺到した時に自転車やベビーカーはスロープのない階段のため利用できない。
     一般競争入札であったとはいえ入札参加資格要件を絞ったため、応札者は1者であり、偶然にもイケア店舗建設会社と落札会社が同じ会社。落札率99,7%も不透明さをぬぐいきれない。

    (休憩時間に、執行部側の席です。退職される部長さんお疲れ様~)
    29年3月議会閉会①

    午前から午後にわたっての閉会日。終了後に、継続中の事業の経過報告等の説明が詳しくありました。
    また、退職される部長さん4名からご挨拶がありました。

    市長公室長 昭和54年に入庁。当時の人口は1万6千人、現在は5万7千人。東部・西部の区画整理事業も終わりかけていたころで、長久手の発展の時に職員として仕事をできたことはとても良かった。38年間ありがとう。
    総務部長 地方自治体は民主主義の学校と言われた時代に入庁した。議会と執行部は車の両輪である。文化の家、福祉の家、図書館建設などいい時期を職員として仕事をさせて頂いた。38年間ありがとう。
    福祉部長 昭和54年に入庁して38年間。その内34年間は総務部関係や議会事務局などであった。平成27年、28年度と最後の2年間福祉部長となり、急激な子どもの増加に対応して子育て支援等やってきた。心残りは、保育園の定員が増えたにもかかわらずこの4月にも待機児童が出てしまい申し訳ない・・。(しかし、昨年度より10名ほど減少しています)
    建設部長 次期部長にしっかり引き継いでいきます。4月からはフリーになるので、一市民として議員の皆さんの活動を見ていきますよ(笑)。ブログをしている人は更新しないと・・毎日見ていますからね。

     3月って旅立ちと別れの季節ということを今年はつくづく実感しました。
    2月24日に一般質問で取り上げた「市民ファースト施策」の一つである、市役所駐車場を来庁者に使いやすく・・という質問の成果が早速ありました。
    第二駐車場に、真っ白な区画線が引かれて、駐車しやすくなりました。きっと予算が余ったので早く実施してくれたのでしょうね。
    29ねん3月議会閉会②

    たくさんのことがありました。4月から新年度が始まりますが、新しく部長さんになられる方々とも気持ちの通う関係をつくり「市民主体の行政」が行われるように活動していこうと思います。平行線の時は、なぜ平行線なのか、どうしたら市政が身近になるのか時には逆立ちして考えてもみようかな~などと何事にも興味を持って、そして熱い情熱を心に秘めて頑張ろう!と思いました
    ☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;;+;☆;+;。・゚・。;+;

     議会運営委員会でした。3月定例議会は明後日閉会となります。3月末で5人の部長さんが定年退職し、その中の一人の方が、あて職で委員になっている固定資産評価委員の後任の人事案件が市長から提出されます。人事異動は今日の夕方4時に公式発表ですが、次期総務部長だけ固定資産評価委員になるので一足早く発表となります。部長職は議場で答弁者となります。5人の部長さんが一度に定年を迎えるので答弁者も大幅に変わります。議員にとっては次の人事に関心が高くなるのは当然です。
    (今日の委員会です)
    議会運営委委員会29年3月21日
    心の中は人事異動に大きな関心を持ちながらも、議運発委の条例と規則の改正案の提出を正式に決めました。
    発委1 定例議会を長期間欠席した場合の議員報酬の減額。定例会2回連続欠席ー20%減額
           連続3回欠席ー30%減額 連続4回欠席ー50%減額
    発委2 請願提出の際に、現在は押印が必要ですが署名がある場合は押印を求めない。

    他の議題としては、予算・決算を現在は特別委員会としてその都度設置していますが、常任委員会化しましょうという合意がとれていますので、どのような形の常任委員会にするか3案にしぼりこれから検討しましょうという事が話し合われました。

    夕方4時がまわり人事異動が発表されました。議会事務局からの一斉メールで発表を自宅のパソコンで食い入るように見ました。この2年間、議場で議論してきた部長さんたちの氏名がない「部長級」の欄を見て、定年退職されるということがいよいよ現実のものになりました。そして、自分のことではないのに眠れない夜をすごしました。
     答弁しない市長に代わり部長たちとは、「議会が躍る」ほどバトルをしてきたからと思います。ねばって、ねばってやっと実現の道を開く答弁をしてくださった部長さんばかりです。残念でたまらないのです*:--☆--:*:--☆--:。

    このページのトップヘ