ノーマ・フィールドさん(シカゴ大学名誉教授)の講演会へ。
講演テーマ 屈することなき絶望 「世界の痛み」とともに・・・
ノーマさんは昨年も愛知県立大学で講演をしたということで、県内にいる彼女のファンが会場にも大勢きていました。講演会でまずホットしたことは流ちょうな日本語であったことです。大学の講義調ではなくノーマさんが今思っている世界の状況を、トランプ政権誕生についてのシカゴのことを、世界の痛みとして語ってくれました。
(ノーマ・フィールドさんと川畑博昭愛知県立大学准教授)
ノーマさんと、この会を主催した愛知県立大学の川畑博昭准教授には共通するものを感じました。お二人とも大学の先生ではありますが、学問や研究を生きた学問として絶えず社会に向けて発進させていこう、学内の学問ではないという視点をもって学生たちに教えていこうと考え、行動していることです。
ノーマ・フィールドさん(シカゴ大学名誉教授) 講師
「文学とはもともと研究のためのものではない」ことを信念に「生きた研究」をめざしている。日常から素材をつかみ出し、日本全体に係る問題を縦横無尽に論じ、そこには常に<社会の多数派>や<常識>と呼ばれるものの犠牲となる人々の現実を共有しようとする視点がみえます。沖縄、労働者、少数民族、被災者・・常に社会が排除し忘れさせようとしている存在・・。
これはノーマさんが日本で生まれて18歳まで暮らし、日本とアメリカの2つの文化を行き来してきた自らの存在にあるのだろうか・・・
※この日の為に作成したトランプ政権始動前後のアメリカ社会のパワポ。
川畑博昭・愛知県立大学准教授 (コーディネーター)
憲法学を専門としながらも、条文をめぐる解釈上の問題以上に、社会のなかで種々の法を成り立たせる人々の日常の意識や行動に関心を注いできた。
川畑先生の研究の原点は、1990年代の20代を過ごした南米ペルーで、日本大使館の通訳(スペイン語)として働き、そこで体験したテロの吹き荒れる日常とクーデターという法を乗り越える措置を支持した多くの人々を目の当たりにしたことと聞いています。
【余談】実は15年ほど前「衆議院憲法調査会・地方公聴会」が名古屋市内で行われた時に川畑氏は意見陳述人として憲法に対する考えを述べました。私は当時衆院議員として会場にいて陳述人が憲法改正反対か、賛成か興味深く聞いていました。川畑氏は名古屋大学大学院で学ぶ学生でしたが日本大使館勤務経験・・という経歴から、憲法改正に賛成では・・と推測していましたが何と「改正反対」の意見を述べたのです。15年前の資料とともに憲法9条を代えさせない人々の力が現在もあることに感激した出会いでもありました。
会場に入りきれない来場者の熱気で、終了後友人と喫茶店へ。
名古屋市今池交差点に面する「ガスビル2階」。地元の長久手市には交差点に面したビルの喫茶店はないので、車が次々と行き交う街の風景はなかなか飽きません。
たまにはこのような時間もいいな!そして、帰りの地下鉄ではスゴイことがおきました。車内は満席、私たち3人は高校生らしき青年に座席を譲られたのです!このような経験は初めてです。「ありがとう・・」とお礼を言う機会を逃してしまうほどお互いに目をまるくしてビックリしました。白髪の友達が「私のお蔭よ~」って。
とてもいい一日でした。
.☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚
講演テーマ 屈することなき絶望 「世界の痛み」とともに・・・
ノーマさんは昨年も愛知県立大学で講演をしたということで、県内にいる彼女のファンが会場にも大勢きていました。講演会でまずホットしたことは流ちょうな日本語であったことです。大学の講義調ではなくノーマさんが今思っている世界の状況を、トランプ政権誕生についてのシカゴのことを、世界の痛みとして語ってくれました。
(ノーマ・フィールドさんと川畑博昭愛知県立大学准教授)
ノーマさんと、この会を主催した愛知県立大学の川畑博昭准教授には共通するものを感じました。お二人とも大学の先生ではありますが、学問や研究を生きた学問として絶えず社会に向けて発進させていこう、学内の学問ではないという視点をもって学生たちに教えていこうと考え、行動していることです。
ノーマ・フィールドさん(シカゴ大学名誉教授) 講師
「文学とはもともと研究のためのものではない」ことを信念に「生きた研究」をめざしている。日常から素材をつかみ出し、日本全体に係る問題を縦横無尽に論じ、そこには常に<社会の多数派>や<常識>と呼ばれるものの犠牲となる人々の現実を共有しようとする視点がみえます。沖縄、労働者、少数民族、被災者・・常に社会が排除し忘れさせようとしている存在・・。
これはノーマさんが日本で生まれて18歳まで暮らし、日本とアメリカの2つの文化を行き来してきた自らの存在にあるのだろうか・・・
※この日の為に作成したトランプ政権始動前後のアメリカ社会のパワポ。
川畑博昭・愛知県立大学准教授 (コーディネーター)
憲法学を専門としながらも、条文をめぐる解釈上の問題以上に、社会のなかで種々の法を成り立たせる人々の日常の意識や行動に関心を注いできた。
川畑先生の研究の原点は、1990年代の20代を過ごした南米ペルーで、日本大使館の通訳(スペイン語)として働き、そこで体験したテロの吹き荒れる日常とクーデターという法を乗り越える措置を支持した多くの人々を目の当たりにしたことと聞いています。
【余談】実は15年ほど前「衆議院憲法調査会・地方公聴会」が名古屋市内で行われた時に川畑氏は意見陳述人として憲法に対する考えを述べました。私は当時衆院議員として会場にいて陳述人が憲法改正反対か、賛成か興味深く聞いていました。川畑氏は名古屋大学大学院で学ぶ学生でしたが日本大使館勤務経験・・という経歴から、憲法改正に賛成では・・と推測していましたが何と「改正反対」の意見を述べたのです。15年前の資料とともに憲法9条を代えさせない人々の力が現在もあることに感激した出会いでもありました。
会場に入りきれない来場者の熱気で、終了後友人と喫茶店へ。
名古屋市今池交差点に面する「ガスビル2階」。地元の長久手市には交差点に面したビルの喫茶店はないので、車が次々と行き交う街の風景はなかなか飽きません。
たまにはこのような時間もいいな!そして、帰りの地下鉄ではスゴイことがおきました。車内は満席、私たち3人は高校生らしき青年に座席を譲られたのです!このような経験は初めてです。「ありがとう・・」とお礼を言う機会を逃してしまうほどお互いに目をまるくしてビックリしました。白髪の友達が「私のお蔭よ~」って。
とてもいい一日でした。
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