お一人目はコンサートマスターでもあり、現在愛知県立芸術大学音楽学部教授で音楽学部長・音楽研究科長もつとめる福本泰之先生です。いただいたご縁はこの楽器です。
※十数年前に福本先生の研究室へ勝手にお邪魔して、このヴァイオリンの音色とお値段がマッチしていそうかそれとなくお伺いしました。当時先生はこの楽器を私が購入しようと迷っていたことを全くご存知ありません。
お二人目は横田真規子先生です。文化の家の「レイトスターターのためのヴァイオリン講座」の指導者として3年間教えていただきました。30名の講座生を一年かけて曲を合奏できるように辛抱強く指導され、発表会で合奏する楽しみを教えていただきました。
今年のプログラムです。もしかすると・・・という予感が当たりました。私は毎日就寝時に「とっておきのクラシック」というCDをききながら寝ます。4枚セットの一枚にとても落ち着く曲が収められていてこの頃はこのCDばかりかけながら休みます。その第1曲目・・弦楽セレナーデ~第4楽章(ドヴォルザーク)、この曲がやはり今年のプログラムのメインを飾る曲でした。
★ドヴォルザーク作曲 弦楽のためのセレナーデ ホ長調Op.22
今日は15名の弦楽合奏での柔らかな演奏でした。CDでの演奏は室内管弦楽団で管楽器が入っています。曲想は違いますがプログラムに書いてあるとおり、流れるような旋律と甘美なフレーズに耳を澄ましました。終わらないで、終わらないで、何度も繰り返して演奏してほしい、と心の中で叫びながら期待しながら聴きましたが6分少々の楽章はついにコンサートマスター福本先生のヴァイオリンの弓のアップと共に終わり、次の楽章の演奏にはいりました。
※このCDが夜、静かな眠りを導いてくれます。
久しぶりのコンサートでしたが私にとっては日常生活の一部になっている曲を聴くことができて、とっても感激した演奏会でした。また来年を楽しみにしてま~す。