2016年03月

    春の使者、今年は山や野に咲く花々です。友人が目をみはるほどの奥深い山里の自然の写真を送ってくれました。
    また、長久手市役所においても4月1日付けの人事異動の発表がありました。議会事務局では4名の職員の内、事務局長が定年退職を迎え、主任が移動になりました。この一年間お世話になったお二人の交代はとても寂しいです。今日は議員18名全員と議会事務局職員4名全員で局長の「お疲れ様会」を行いました。

    私から、お二人へのプレゼントは野に咲く春の使者たちです。
    春④

    春②

    春③

    春①

    春➄

    春⑦

    一輪の水仙
    4月1日には気分を一新して新年度を迎えるようにしようと思っていますが、しばらくは感傷的な気持ちになるかもしれませんね。しかし、前を向いて歩いていかなばなりません。

    娘も、幼稚園に入るこどもの入園準備のためミシンで大小様々な袋を縫っていました。
    時は止まってくれないですね。私も山桜の写真をみて幼い日に遊んだ故郷を思い出しました。
    遠い過去に夢見た現在、そしてまた未来を考えてウイングを広げていこうかな。

    2月22日に開会した3月議会が今日全ての日程を終えて閉会しました。開会したころは梅の蕾に「春が来た!」と心を躍らせましたが3月も下旬になると長久手の地でも土手に土筆を見つける季節になりました。
    つくし
    平成28年度の一般会計予算と8本の特別会計で総額が300億円を超える予算審議と条例改正案を含めて37の議案です。それと同意案2件、議員発意の議案3件、意見書1件です。その間には一般質問もありました。とてもエネルギーを投入した議会だったと思います。これまでならば市長提出の予算案はすんなりと可決成立してきましたが、今議会では全員一致で「付帯決議」を付けて賛成しました。18人の議員が「議会」として一つにまとまったというおもいです。

    このような深い審議ができた理由の一つには、情報公開が進んだことも一因であると思います。これまででしたら資料請求にしても墨塗りが多かったのですが、「税金で行ったものは市民のもの」という大原則に立ち、執行部も議員活動のためには資料を公開するように変化してきたこともあります。隠すよりも資料を出して堂々と議論し切磋琢磨することが真に市民に開かれた議会と行政であると・・関係が前進してきているのではと思います。

    また、今日は姉妹都市として国際交流をしてきたベルギー王国ワーテルロー市のアラン・シュロッセル助役とエティエンス・クロード氏(ウエリントン博物館ディレクター)のお二人が来庁氏しました。市長を表敬訪問した後に議員にも挨拶をしたいということで本会議が開会する前に15分ほど議場でお迎えいたしました。
    ワーテルロー市助役
    通訳を介してのフランス語(公用語)で挨拶をされました。

    【挨拶】 今回、議会を見学させていただき嬉しい。自分も議員なので親近感を感じる。第一印象だがワーテルロー市の議会よりも立派だ。環境が良いから良い議会が出来ると思う。日本は初来日だ。日本の文化を沢山味わって持って帰りたい。ワーテルロー市と長久手は姉妹都市として20年以上の歴史があるがこれからは若者が交流して発展していってほしい。若者はホームステイして日本の家庭生活を味わい、大人はお酒を飲んで交流しましょう。日本酒はとても美味しいがベルギービールも大変おいしいです。

    クロード氏の挨拶は、両氏は古戦場があるということをキーワードにこの関係が続くことを願っている。我々から子どもたちに伝えていく事は戦争を起こさないようにすることが大切である、という内容でした。

    今日は、朝一番にワーテルロー市からのお客様をお迎えし、議会閉会日ということで委員会報告を各委員長から聞き、討論採決をして終わりました。

    もう一つ、6部 27課 2課内室 49係(平成27年4月1日)の行政組織でしたが、今日の議案の可決をもって
    5部 27課 1課内室 53係とすることが決まりましたので夕方人事異動が発表されました。
    この一年間お世話になった議会事務局長が㋂末で定年退職を迎えるので、私は後任の人事が気になるので発表を聞いてから家路につきました。

    メキシコ民芸品
    初めてメキシコの大地を踏んだのは2008年2月 伊藤高義先生と行くメキシコ美術の旅 このチラシの募集で参加しました。絵筆を握ったことのない人でもOKということで太平洋を渡りました。旅行会社の企画ツアーとちがいメキシコに魅せられて50回以上も絵画の旅に出向いている伊藤画伯のツアーなのでメキシコの魅力的な所だけをピックアップして連れて行っていただきました。
    写真の民芸品はその時にオアハカ州のとある町で段ボール一杯に購入したものです。面白くてなかなか手放せません。
    さて伊藤高義先生の奥様も実はこのように素晴らしい水彩画を描く人です。米寿を記念し、また先に旅立ったご主人様を偲んで描いた作品展が、市内の「絵のあるティータイム 木もれ陽」さんで3・16~3・20まで開催されました。私も奥様と高義先生の思いで話をしたくて出かけてきました。
    下記の写真の絵画にこの木で作った作品たちが描かれています。
    伊藤芳江水彩画②
    これらの絵画の一つ一つにメキシコでの旅を思い出します。
    マヤ文明を引き継ぐ地元民族の方たち。バザールで見かけましたがこの絵画の中の衣装をお祭りなどでは纏っています。そしてこの絵画の中には高義画伯が小さく描かれています。さて何人?と尋ねられましたが私はすぐに5人です・・と答えることが出来ました。正解です。高義画伯と旅をしたので様々な角度から先生の姿を記憶しています。
    伊藤芳江水彩画①

    伊藤芳江水彩画③
    気候が温暖なためかこのように大きな植物もあちらこちらにありました。
    メキシコには不思議な魅力がありました。街並みはヨーロッパに似ています。スペインの侵略下にあったからです。スペインはマヤ文明の遺跡の上に教会を建てました。郊外には数多くのマヤの時代の遺跡があります。
    メキシコ革命の時に、文字文化を持たない原住民の為に多くの画家たちが宮殿やいたるところに壁画を書いて
    スペインに統治されている不平等な状況を説明したそうです。それらの作品も見ることができました。

    古代文明とスペインが運んできたヨーロッパ文明が混ざり合った何とも魅惑的な国・・これが私の心を今もなおメキシコに引き寄せています。

    今日は北小学校の卒業式にお招きいただきました。3クラス114名全員が校長先生から一人づつ卒業証書をいただきました。1組から担任の先生に氏名を呼ばれました。あ!混合名簿だ。さとうゆみ議員が一般質問で、男女共同参画社会の実現の一つとして中学生になると男女別で男子生徒名が先に書いてある名簿はおかしい。小学校は混合名簿でありなんの不都合もない。改善せよ。と取り上げたことをすぐに思い浮かべました。あいうえお順で氏名が呼ばれ席をたつ姿を見ていて違和感はありませんでした。制服もないし各自がおもいおもいの盛装です。一人一人の個性を全身から感じ取ることができました。顔も姿も背の高さも違うけれどとても爽やかで、生まれてから12年でこんなに立派に成長するんだな~と目をみはりました。

    学校から頂いた紙封筒の中に「学校新聞・北の便り」、「PTA広報紙・ほほえみ」がありました。小学校を巣立っていく6年生への思い出と、感謝と保護者の愛がたくさん込められた内容です。中村校長先生からのメッセージもありました。圧巻なのは114名全員が「夢に向かって、はばたけ6年生!」のページで将来の夢を一言づつ綴っていました。

    ★英語の勉強をして外国に行き、日本の良さを伝える仕事につきたい。
    ★人の心を穏やかな気持ちにさせることができる作曲家になってみたいです。
    ★イルカの仕草がかわいかったので、イルカの飼育員になりたいです。
    卒業生全員がそれぞれの夢を書いた学校新聞の最後には「贈る言葉」がありました。
    1年生 そうじのときにつめたいぞうきんをあらってくれてありがとう。遠足やたなばたかいでペアをくんでくれてほんとうにありがとうございます。うれしかったです。
    北小卒業式
    写真:学校新聞とPTA広報紙です。

    5年生の児童、先生方、保護者の方々、地域で活躍している多くの来賓の方々、体育館一杯に並び卒業生を拍手で迎え、拍手で送った卒業式でした。

    3月議会も22日(火)に閉会を迎えます。今日はこの日の段取りを決めました。
    3件の議案が議会運営委員長 青山直道議員から提出されますが、特に議員の期末手当を夏に0,025%、冬に0,025%上げる条例改正案は昨年から何度も何度もこの議会運営委員会で議論して結論に達しました。
    現在の厳しい経済状況からボーナスを0,025%、金額にして13,122円引き上げるということに対して各会派から様々な意見が出されました。職員の給与は人事院勧告に従って引き上げられますが、市長や議員の報酬は「報酬審議会」に市長が諮問して妥当かどうか意見を求めます。今回このようにずっと据え置きで続けてきたものを引き上げる議案を議会側から提出することになった理由は、市長が二期目は「報酬審議会」を開催しないと議会側に通告してきたからです。

    また、教育福祉委員会からは「こどもの貧困対策のさらなる取り組みを求める意見書」を国に提出することに決めました。
    子供の貧困対策意見書
    そして、長久手市議会では初めてのことになるようですが、市長が提出した「平成28年度一般会計予算」に対して議会として「付帯決議」を付すことに決まりました。
    3月2日にCBCテレビから名古屋市議会議員の報酬引き上げについての取材を受けました。その理由は県下の市議会で最も議員報酬が少ない長久手市議会議員ということでコメントをもとめられましたが、今期の議員は各自頑張っています。予算=市民の税金が無駄にしない行政運営をするように市長に求めます。各会派で話し合いをしてまとめました。法的拘束力はありませんが条件を付して賛成することになります。
    市長には議員=市民の代表ということを認識して予算執行をしていただきたいという強い気持ちです。
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