2016年03月

    3月31日。明日から4月1日。今日は年度末でもある。
    ★テレビの報道ステーションでは古舘伊知郎氏が、今日をもって12年間つとめたニュースキャスターとしてのお別れの挨拶を述べて次の番組が放送されていった。
    ★新聞では教職員の異動発表が紙面一杯に報道された。
    ★しみじみと、3月31日を感じていた時、フィギュアスケート世界選手権男子ショートプログラムで羽生結弦さんが、何とショパン作曲バラード第1番ト短調の曲で演技をして見事に一位に輝いた。大好きなショパンのこの曲。ピアノ演奏に合わせて見事なスケーティング。曲もいい。演技も素晴らしい。
    ショパンといえばピアノの詩人。バラードは歌詞のない音楽でドラマティックな曲想ですね。緩急のあるスケートにはぴったりの曲と思いました。1番は物憂げで寂寥感を誘い、感情の高まりや甘美なメロディー・・恋を経験した若者にしか踊れない曲では・・と一瞬思いました。

    このような余韻に浸りながら次回の長久手フィルハーモニーのPRを少しさせて下さい。
    メインの曲はベートーヴェン:交響曲第6番「田園」です。
    演奏会は6月12日(日) 14:30開演 長久手市文化の家 森のホール 
     しかし、このように早々と宣伝させて頂くのには理由があります。次回は文化の家でチケットが扱えない(購入できない)演奏会です。文化の家との提携事業ですと、長フィルのファンの皆様には文化の家でお買い求めいただけるのですが貸館事業ですから団員がチケットの販売を担い、また芸文などの演奏会のプログラムへのチラシの挟み込みなど宣伝活動にも力をいれて当日は多くのファンの方々に練習の成果を聞きにご来場いただきたいと思っているからです。

    田園は1801年の夏、ベートーヴェンが、その自然の風景をこよなく愛していたウイーン郊外のハイリゲンシュッタットで作曲されました。ベートーヴェン作曲の曲には「運命」「英雄」など標題のついている作品がいくつかありますが、ベートーヴェン自信がタイトルを付けたのはこの交響曲だけです。そして各楽章にもそれぞれ標題がつけられています。ベートーヴェンはこの曲については「単なる田園の情景の描写ではなく、感情を表現したもの」
    と語っています。

    第1楽章:田舎に到着したときの晴れやかな気分
    第2楽章:小川のほとりの情景
    第3楽章:農夫たちの楽しい集い
    第4楽章:雷雨・嵐
    第5楽章:牧人の歌ー嵐のあとの喜ばしい感謝に満ちた気分【クラシック名曲解説から抜粋】              
    ウイーン、ハイリゲンシュタッター公園のベートーヴェン像
    (ウイーン郊外、ハイリゲンシュタッター公園のベートーヴェン像)

    第1~第5楽章の標題を読むと、団員みんなで楽譜を見ながら練習しますがこのイメージ通りの気持ちが伝わってきます。毎週土曜日の夜が練習日です。既に練習をはじめて3か月、本番まで二か月あまり。ベートーヴェンがつけた標題の感情が皆様に伝えられるよう練習に励みたいと思います。
    第1楽章のタララ タッタラタッタ タラタラララー 本当に心が豊かな気持ちになる名曲です。
    交響曲第6番のスケッチ
    (交響曲第6番のスケッチ)
    ☆演奏会のチケットは既に団員、チケットぴあで発売中です。
    前売:800円 当日:1,000円
    下記のチラシをご覧いただきチケットをお求めいただければ嬉しく思います。私もたくさん持っていますので宜しくお願い致します。
    長久手フィル6月12日表
    長久手フィル6月12日裏

    3月28日は公立陶生病院組合の3月議会が開催されました。瀬戸市西追分町にある地域医療支援病院です。病床数701床、28診療科目、職員数1300名 瀬戸市、尾張旭市、長久手市一部事務組合で開設しており院長とは別に、瀬戸市長が管理者であり、尾張旭市長と長久手市長は参与です。このため三市の議員により組合議会が設置され、昨日は10議案と1同意案の審議と採決が行われました
    公立陶生病院①
    主な議案は平成28年度の陶生病院の事業会計です。
    【収益的収入及び支出】
    収入は医業収益と医業外収益で223億5千3百万円、歳出は医業費用と医業外費用で239億8千2百万円です。約16億3万円の赤字予算です。
    【資本的収入及び支出】
    収入は53億4千2百万円、支出は68億6百万円です。現在病棟の建建替事業をしていますので40億の企業債をします。
    東棟、西棟の建替事業の総額は260億にのぼる予定で、完成後には医療機器等の設置も必要です。
    資本的収入の主なものは企業債の次に各市の負担金です。これが12億6千9百万円あり建設改良資金に宛てられます。
    診療報酬の引き下げのなか地域医療をになう病院経営の将来が心配になる議会でした。
    公立陶生病院②
    公立陶生病院③

    一方で、陶生病院には写真のような最新の医療機器があります。これらのお蔭で多くの大切な生命が救われてきている事実も考えると、着実な事業経営をお願いしたいと思いました。
    一般病床の他に結核病床(44床)、感染症病床(6床)もあります。一日平均外来患者さんは1,560人、入院患者さんは592人です。

     議会閉会にあたり管理者である瀬戸市長は「三市の中核病院であると陶生病院を位置づけ、今日病院経営改革そのものが課題となってきている」と挨拶されました。大学病院も長久手市にはありますが「公立病院」の果たす役割、使命とは何なのか・・考えさせられる議会でした。

    536万円(車両本体、改装費、諸費用)、4月1日から北部線(5便)、東部線(5便)に導入される巡回バス(Nーバス)の新車両です。8人乗りのワンボックスワゴン車です。
    ℕバス①
    昨年の6月議会で持ち時間の多くをかけて質問し、最後に部長から「来年度、東部線のように道路が狭い路線に検討したい」と答弁のあったワンボックスタイプの車両です。今日は見学会も兼ねて試乗してきました。
    ℕバス➄
    有料の方はマナカが使用できます。車内は天井も高くゆったりしています。(身長150㎝ほどの人は少し頭を下げる程度)
    ℕバス③
    最前席からの見晴らしです。降車お知らせのボタンもありました。
    ℕバス⑥

    ℕバス④
    4月からの路線の大幅な見直しでは、私が主張しているデマンド方式(☎をすると玄関先まで迎えに来て目的地まで送迎する乗合バス)は採用されません。現在のNーバスは29人乗りの小型バス(1台約1,700万円)を使用しているので、長久手のように区画整理の進んだ市街地の道路(幅6~8m)では市民の生活道路まで入れないし、幅員が広い道路を走らざるおえずその為バス停が遠くて別名「空気バス」とよばれています。年間約1億円もかけて運行しているのですから、コミュニティーバスとしての目的を定め、税金が活かされるようなシステムへの改善を質問しました。運悪く3年ごとの見直しの前年でしたので結果的にワンボックス車両の導入しかできませんでした。しかし、この試行により、また市民と行政による「新しい乗合交通 検討会」が立ち上げられましたので近いうちに、現在の長久手市民の要望に沿った在り方が提案できるかもしれません。
    ℕバス②
    Nーバスは文化の家の開館にあわせて17年前に導入されました。その後区画整理が急スピードで行われ人口も増加して市制がひかれました。時代に合わせて変えていく事も必要ですね。路線・ダイヤの変更だけでは市民のニーズにこたえる公共交通とは言えないと思います。私は「新しい乗合交通・検討会」に参加しています。ワンボックスカーの導入を契機に緻密な検証と調査をして大胆な見直しを検討していきたいと思っています。
    ℕバス

    今日も晴天の良い天気に恵まれました。中学校・小学校・保育園、そして人事異動の発表があり、あとは4月1日の年度はじめを待つことになります。今日もインターネットで友人が春の使者を送ってくださいました。長久手市ではめったにお目にかかれない花々です。一緒に鑑賞しましょうね。
    花桃①
    【花 桃】
    花桃②
    【花 桃】
    芝桜③
    【芝 桜】
    蕨④
    【蕨=わらび=おいしそうですね】
    ヒヤシンス➄
    【ヒヤシンス】
    桜⑦
    【桜】
    花桃⑥
    【花 桃】
    山吹⑧
    【山 吹】
    ここは九州です。春は南からやってきますね。待つことも楽しみの一つですね。

    卒園式①
    市内公立保育園の卒園式でした。各議員は居住地の保育園から案内をいただきお祝いに出かけます。
    私の地域の「長湫北保育園」は香流川沿いにあります。卒園式は来年度あと一回この地で行われ29年度(平成30年3月25日)は鴨田公園隣に移転新築した新園舎で行われます。
    会場の遊戯室はこの写真のように可愛らしい舞台が準備されていました。
    卒園式②
    卒園証書授与、と式次第にありましたが園長先生から卒園児一人一人に渡された卒園証書は「お祝いのことば」という表題でした。33名の園児は「お祝いの言葉」を授与されると会場内の保護者席に向けて高く掲げて披露しました。ビックリしたのはその次です。一様に「小学校に行ったら勉強がんばるよ」「算数がんばるよ」「小学校に行ったら100点とるよ」と一年生になった時の抱負を大きな声で全員が宣誓しました。え?もう勉強のこと考えてるんだ!と・・可愛らしい宣言に会場一杯に笑顔がこぼれていました。
    保育園と違って小学校は何をするところか、わかっているんですね。

    園長先生は「小学校にいって困った事があったら保育園に来て、自分の言葉で先生に言ってね!今日はみんな自信と希望に満ちた目をしてる、かっこいい1年生になってね」とお別れの挨拶をされました。保護者会会長さんは、「行事のたびに成長する姿をみて嬉しかった。下の子のお世話までできるようになった。洗濯は大変だった
    けれど、どろんこTシャツを洗う時は、今日はどろんこ遊びをしたんだ!子供と一緒に親も成長してきました」と感
    謝とお礼のあいさつをされました。私のすぐ近くのお嬢ちゃんはお別れのことばの時に大粒の涙をポロポロ流し始めたのでハンカチを渡そうと思いましたが、自分の手で涙をぬぐっていたので何もしませんでした。こんなに感受性豊かに育ってきているんだと私は自分の孫と重ね合わせて目を細めて参席させていただきました。

    卒園式③
    園庭の桃の木の枝ぶりに北保育園の長い歴史が刻まれていますね。
    移転までの残り一年、子供たちを見守ってくださいね!と思わず声をかけてしまいました。

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