2月19日 JAZZ長久手~やっぱりジャズはイイ! のチケットを購入した人だけのレコード鑑賞会にいきました。内田修ジャズコレクションの中から選び抜かれた名演ばかりです。楽器は「トロンボーン」です。私は20代後半に愛媛県松山市でジャズ喫茶「キッチン・ニカス」を約1年自営していたので懐かしさが先にたちました。その頃はまだレコードとカセットテープの時代です。今日も内田修氏が戦後間もない時代から長年にわたり集めたコレクションなのでレコードでした。
13,000枚のレコードの中から講師の山東正彦氏が「トロンボーン」の名演を米国の奏者、日本の奏者と年代別にピックアップして企画を練ったものでした。Jazzオーケストラの金管楽器では最も大きく=大きなラッパという意味ということです。JAZZは米国のニューオーリンズに軍楽隊が置いていったものを黒人が使用した中から発生したといわれています。
第1部:米国のトロンボーン奏者の曲から始まりました。
グレン・ミラー オーケストラ、ビッグバンドによる聖者の行進・・わあ~懐かしい、亡くなった人をお墓に埋葬するときの曲、埋葬後は神の下へいちゃった~という明るくて軽快なビッグバンドの演奏です。グレン・ミラーのトロンボーンです。レコード特有のジリジリしたノイズが時々聞こえて、しかしこの音はノイズではなくて懐かしいレコード針で聴く音でした。
カイ・ウインディングのトロンボーンはマイルス・デイビス、ベニー・グッドマン、ジョージ・ウオーリントンのピアノと一緒の演奏で「Someone to watch over me」という曲です。モダンでおしゃれないい味の音が伝わってきました。
ちょっと息抜きの曲はボーカルのサラ・ヴォーンの歌です。「My favorite things」という曲ですがベースとギ
ターの伴奏だけで彼女のなめらかな中にも伸びのある中音の声にしびれました。
カーティス・フラーのトロンボーンはビートのあるテンポ感のある、ノリのいい曲でした。大きな楽器なのでこのように速いパッセージは演奏が大変だろうなと思いながら聞きました。
内田修氏は長久手市在住です。彼のコレクションは出身である岡崎市図書館交流プラザ・りぶらの2階にあり、毎日2回レコード・コンサートが開かれているそうです。
岡崎市へは長久手から東名高速道路を利用すれば1時間もかからず行くことが出来ます。一度訪れてみたいな!きっと若いころ聞いたレコードに魅せられて通いたくなるかもしれないな!などと思った、久しぶりの休日でした。