北小学校の学習発表会にお招き頂きました。6年生のプログラムは狂言。人々の大切な心の財産として、長い間受けつがれてきた古典芸能を表現したいというものです。
 29年11月7日北小⑤
狂言?さぞかし難解と思いながら席に座りました。ところが、昔言葉と今言葉と両方で演じられました。聴いているうちに内容がとても面白くて、狂言が室町時代に庶民の間に広まったことをしりました((*ノωノ)。演目は二つです。
【柿山伏ー①】
・山伏が修業を終えて故郷に帰る場面から始まる。途中で喉が乾いてしまい、ふと見上げると見事な柿がある。木の下から落とそうと試みるが巧くいかないので、木に登って柿を食べていた。ところがそこに柿の持ち主が見廻りに来て、無断で柿を食べていたことに気づかれてしまった。
・持ち主は、柿の木に登っているのは犬だ、猿だ、トンビだと言い、そのたびに、それらの動物の鳴きまねでその場をしのぐが、ついにトンビは飛ぶものだ、と言われてしまう。結局飛んでは見るが大怪我をしてしまい悪事がばれてしまう。。という内容(引用WiKipedia)

 29年11月7日北小④
【府子(ぶす)-②】
・ある家の主が、「附子(ぶす)という毒が入っている箱には近づくな」と使用人である太郎冠者と次郎冠者に言って外出する。留守番を言われた二人は附子のことが気になってしょうがない。主人からは「毒の入った箱から流れてくる空気を浴びただけでも死んでしまう」と言われているが、扇を使って空気をかわしつつ接近を試み、とうとう太郎冠者が箱の中を覗いてしまう。すると毒であるはずの附子をなめてみると全くの嘘で砂糖でした。二人は砂糖を全部食べてしまいました。
・二人は、主人が嘘までついて隠しておいた砂糖を食べてしまった言い訳を・・・
まず、主人が大切にしていた茶碗と掛け軸を壊してしまう。そこへ帰ってきた主人が泣いている二人と破れた掛け軸、壊れた茶碗を見て事情を聞いた。二人は「掛け軸と茶碗を壊してしまったため、死んで詫びようと毒だという附子を食べたが死ねず、困っている」と言い訳をし、主人が逃げる二人を追いかける・・。(引用WiKipedia)

 体育館一杯に並べられた椅子には保護者が大勢参観していました。狂言中も、終わってからの全員合唱の時もスマホやカメラが一斉に舞台に向けられました。我が子が6年生にして、このように難しい古典芸能を立派に演じた晴れ姿に感動している様子が伝わってきた瞬間でした。
 29年11月7日北小①

 実は、私もこの狂言をとても興味を持って鑑賞させていただきました。自宅に帰り調べてみると、とても知られている演目であることがわかりました。大変勉強になりました。ありがとうございました。 (*゚▽゚*)
 29年11月7日北小②
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