本会議2か目は昨日提案された議案と諸般の報告に対して質疑を行いました。9月は前年度の決算の認定がありますので気になる議案はありません。決算については特別委員会で詳しく審査しますので毎回諸般の報告について質問します。

 長久手市は(株)長久手温泉を指定管理にしています。
〇代表取締役=副市長、専務取締役=市役所職員OB,取締役=福祉部長、建設部長を役員として送っています。長久手温泉は市(当時は町)が用地を購入し、建物を建設しました。運営を指定管理にして今期は第15期の決算と16期の事業計画書が議会に提出されました。
 <長久手温泉=温泉(ござらっせ)&野菜販売施設(あぐりんむら)・・写真はHPから>
 29年8月30日長久手温泉②

 29年8月30日長久手温泉質疑

 14期までの決算書では、販売管理費の明細を公開していなかったので人件費、維持管理費、消耗品費等の内訳がわからないので赤字や黒字などの原因を追究することは出来ませんでした。2年続けて質問した結果今回は明細が付属資料として添付されていました。少し前進ですね。

質問 繰越利益剰余金が1億8千万円程になっていました。これは赤字の原因であった入湯税を市に収めなくなったからです。大人一人150円で年間40万人ほどの入泉者がいましたから6千万円ほど市の一般会計に入っていました。入湯税を納めなくてもよくなった結果、黒字となるようになりました。繰越利益剰余金は一般企業で言えば内部留保にあたると思います。優良企業と言える内容です。だからといって社員の給与を上げることは出来ませんので、何の為に多額の剰余金を溜め込むのか問いました。
答弁 長久手市と考えて使い方を考えていく。福祉の家の再整備事業に使うために毎年度の利益を積立ててきた。しかし、大規模改修等は市(税金)が行う。

 今議会で福祉の家の駐車場整備費を市が補正予算で計上しています。こういう時に使うべきではないかと思いました。今期の長久手温泉は5千8百万円の利益がでましたが市への収入となった合計額は735万円でした(内訳:法人市民税=約98万、配当金=180万円、施設管理充当金=457万円) 
 繰越利益剰余金は一般的には次期の事業活動拡大を担う源泉とか、または先行きに対する「リスク」ということも視野に入っているのか質問しましたが、明確な答弁はありませんでした。

補正予算では、民生費で「地域福祉推進事業」に対して1千53万円の予算が計上してありました。私を含めて3人の議員が事業内容について質問しました。答弁は、地域力をあげるための相談事業のために3名を一般公募するための人件費という説明でした。人件費なのに「委託費」とあるので皆さん理解できずに再三問いましたが、3人に対して云い方が異なる説明でしたので結局どのような地域福祉事業なのか多分、誰もわからないまま終わりました。3人は市が公募し、3人の所属は民間事業所で、仕事場は市役所内の「悩み事相談室」・・とか。
 再来週の常任委員会までには、しっかり答弁できることを期待しています。
 
 資料に全て目を通し、わからないことは調べた上で、事前に質問内容を知らせたうえなのに、不明確な答弁に終始して、なんだか疑問を抱かせるような本会議でした。 Σ('◇'*)エェッ!?