私の住んでいる長久手市(旧大字長湫)地区には景行天皇社という神社があります。最近は大晦日の夜から初詣の人たちで賑わっています。
(景行天皇社・入り口の鳥居)
元旦祭①

 この地区に住んでいる公職者は新年の元旦祭と秋の秋季例大祭にご招待されます。今年も1月1日午前10時~11時まで行われました。温かいお正月のためか足取りも軽く境内の階段を上って社務所に挨拶をして本殿に入りました。
(本殿内)
元旦祭②

 祭事が終わると宮司さんがお言葉を述べます。私は「丹羽しげみ」宮司さんのお話を楽しみにしています。宮司さんというイメージから程遠く、博学で知識があり、世情を反映したお話をしてくれます。
 以下の神社だより12月号にも感銘しました。
【不確実性の幕開け】
 予想だにしなかった次期アメリカ大統領トランプ氏、ギリシャの経済破綻を始め、イギリスのEU離脱、中国、ロシアの自国中心主義な政策など一昔前には思いもよらない世界になってきました。まさに世界のあらゆることが激変しています。グローバル化を唱えながら、実は孤立主義が世界に蔓延り始め、先の見えない不確実性な時代に突入してしまいました。・・中略・・特に今回のアメリカ大統領選挙では、実行不可能な暴言政策を吐くトランプ氏を選ばなければならないほど混迷した社会を浮き彫りにしました。
 世界各国のリーダーたちが身勝手な行動をとることなく、自覚と責任をもち協力して政策に励んで頂きたい。我が日本のリーダーも一強に驕ることなく、・・中略・・礼記の「苛政は虎よりもたけし」とならない平和で安心して住める国造りを国民と共に行ってゆきたいものです。

 このことを、金子みすゞの詩を、日本人も世界中の人々が心すれば素晴らしい世界になると述べています。
<金子みすゞ詩集より  大漁>
朝やけ小やけだ
大漁だ
大場イワシの
大漁だ
浜は祭りの
ようだけど
海の中では
なんまんの
いわしのとむらい
するだろう
 神社の祭礼を通じてこの心を培ってゆきたいものです。 (神社だより 第28号 丹羽宮司のお言葉)
元旦祭③

 最近ではあまり見られなくなった門松が鳥居前に揃って置かれていました。
おみくじ、交通安全お守り、破魔矢は恒例の求めものです。