5月末に一通の封筒が届きました。あ、指揮者の寺島康朗先生から・・何だろうと思いながら開封すると演奏会のチケットとお手紙が。(寺島康朗さんは長久手市出身です。ご両親は以前は市内でお酒の販売店をされており私も時々寄らせていただきました)
    ・豊田フィルハーモニー管弦楽団 第27回定期演奏会  指揮者:寺島康朗
     プログラムはベートーヴェン作曲 交響曲第6番「田園」
     え!先週私たちが演奏した曲なんだ~。他のアマチュアオーケストラの演奏への興味と共に、長久手フィルでも寺島先生に長久手市の「市制施行記念演奏会でベートーヴェン作曲 交響曲第九番 合唱付き」を指揮して頂き、それ以前にもお世話になってきたことが頭をめぐり豊田市コンサートホールへ出向きました。
     いつも名古屋市内を向いて生活しているので逆方向の豊田市へは機会がなければでかけることはありません。豊田市コンサートホールは来年6月の長久手フィルの演奏会場でもあります。文化の家が来年2月から大規模改修工事で利用できないのでどのようなホールなのか会場にも興味がありました。
     パイプオルガンがあるんだ!さすがにトヨタ自動車の本社がある市。立派なコンサートホールを建てれるんだな~と妙に感心してしまいました。
    【パイプオルガン付きの舞台です】
    豊田オケ⑤
     エレベーターで10階に上がった所がホールの入り口です。ここで長久手の知り合いに会いました。納得です。寺島先生が東京の音楽大学へ行くまで住んでいた家のご近所の皆さんでした。メンバーの中には先週私たちの演奏を聴きに来て下さった方もいて嬉しかったです。寺島先生が若いころは、長久手市(町)から東京の音楽大学へ進学することは珍しかったのでご近所の方々も先生の活躍をとても喜んでいらっしゃる様子でした。
    【満席の会場に圧倒されました】
    豊田オケ③
    【2階席から先生の指揮と演奏を聴きました】
    豊田オケ①

    豊田オケ②

     偶然同じプログラムでしたが演奏する立場と聴く立場とでは曲が違うように感じました。今日は余裕をもって、自分がヴァイオリンを引くときに苦しんだ箇所に耳を傾けました。先週は楽譜にくぎ付けになっていたので作曲者の曲に込めた気持ちを感じるゆとりはありませんでした。
       時には、選手交代もいいな~。
    【さて、来年6月は長久手フィルもこの会場で定期演奏会です】
    豊田オケ④

     6月議会が始まりました。会期は6/16~7/6までの21日間です。
    市長から契約案件と条例改正など9件の議案、教育委員と監査委員の同意案が2件提出されました。それぞれ3つの常任委員会に付託され、審議が行われます。7/6の最終日に討論採決が行われます。
     ところが「長湫北保育園移設新築工事請負契約」の議案のみ開会日(6/16)に委員会で審議して明日6/17の議案質疑の日に本会議で一足早く採決という日程になりました。
    理由は、区画整理事業によってできたばかりの緑地(芝生広場)を取り壊して建設するということが昨年わかり、近隣住民の緑地保全の運動により配置などを市は全面的に見直すことにしたからです。これによって開園時期も1年半変更されました。来年4月1日開園予定なので一刻もはやい工事説明会と着手が必要になりました。
    【昨年5月に示された図面です】
    北保育園③
    【3回の住民説明会での意見を取り入れて今議会に示されたパース図です】
    北保育園②

    北保育園①

     私の所属する教育福祉委員会で審議いたしました。
    ・木造2階建、建築延べ床面積443坪
    ・園舎、サロン、備蓄倉庫、屋外倉庫
    ・最大定員 0歳=18人、1歳児=32人、2歳児=36人、3歳児~5歳児各60人、
    計266人
     私は昨年の住民説明会で出された意見が十分反映されているか詳細にわたって質問・確認しました。
    ★緑地(芝生広場)を保育園用地として使用した場合、同じ面積を他で確保する必要があるが。
      答弁 は現在の北保育園跡地で750㎡の緑地を確保すると説明でした。
    ★地盤が弱いことについて→ボーリング調査の結果地下12mまで杭を打つ。2階建ての高さは
      8.9mなので建物の高さよりも3.1m深く杭が打たれます。
    ★2階は3歳未満児の保育室です。階段による避難は歩き始めた子供には無理ではないか。
     スライダー式の階段が望ましいということに対しては、垂直式救助袋(飛行機の脱出シューター
     のようなもの設置して対応る。
    ★保護者の送迎のアクセスルート→決まっていないが保護者会で話し合い、近隣住民に迷惑をか
      けないようにする。
    ★駐車場について→19台は保護者送迎用。職員は使用せず他の場所で確保していく。
    ★給食室があるが→基本は自園調理を考えていく。災害時を考慮しガスはプロパンガスにする。
    ★騒音について、ここは第一種低層住居専用地域で基準値は45デシベルであるが→計測し
     ていない。「騒音問題」を指摘された時に計測して対応する。
    ★2階の3歳未満児86名は保育士さんを20名配置することになる。対応は→大幅な増員が
      必要で現在既に募集している
    ★工事協定書について→7月3日の説明会を市と工事業者で行う。意見を聴いて子育て支援課が
      しっかりと対応していく。
    ★サロンは保育施設と無関係では。使用目的と運営者は→保育園お助け隊の拠点として使用。
      トイレ・ ミニキッチンを設置。運営の具体的イメージはない。
     
    以上のようなことが明らかになりました。今後は7月3日(日)の説明会での意見を踏まえて円滑に工事がおこなわれることを期待しています。
     なお、残された緑地は近隣住民と話し合いながら芝生の山の高さや保育園との境界の設計などを進めていく事が約束されています。
      (担当:建設部・緑の推進課 ☎0561(56)0552)

     6月22日公示7月10日投票の参議院選挙が近づきました。
    安保法に反対する議員を今度の参議院選挙で国会に送ろうという趣旨で集まった政党に所属しない市民が愛知県内を1台の街宣車で回っています。その中心をになっている方は古い知人です。今日は3時間長久手に街宣車がきますので私はさとうゆみ議員、上田大議員と都合をつけて街宣しました。
    【写真左から、中心的存在の知人、日進ママの会、私】安保街頭宣伝②JPG
    最近、集会で氏とよく会いますが黒かった髪が白く、それでもなお続けている信念に頭が下がります。
    3時間なので効率よく多くの方に訴えたいと事前に予定を組みました。一年前の市議選を思い出しながら計画をたてました。
    ★平和堂長久手店~郵便局交差点~市が洞ピアゴ交差点~、そしてアピタ長久手店で次に交代する日進グループと合流です。
    安保街頭宣伝④JPG

    安保街頭宣伝③

    アピタ前では多くの仲間が合流したのでチラシをまくこともできました。長久手市内は街宣車を置く場所がないので運転担当の上田議員が街宣車の番をしてくれたので私たちはマイクとのぼり旗を持ってすばやく行動することが出来ました。
    【アピタとアオキスーパー前です】
    安保街頭宣伝⑤JPG

    安保街頭宣伝①

     安保法を撤回して、憲法9条に基づいた平和国家の道をとりもどそうという運動ですから、議会でも会派の違う議員や隣町の市議さんとも、そして同じ考えの多くの仲間が連携して「愛知キャラバン街宣車」が連日動いています。
     私も一年ぶりにマイクを握り行きかう人々に話しかけました。何人もの知人が声をかけたり手を振ってくれました。部屋の中にいては世論をかえることはできない、やっぱり外に出て訴えることは大切だなと思いました。長久手は6月議会と参院選挙が同じ時期にあります。微妙な気持ちです。

     小出信也氏は元NHK交響楽団首席フルート奏者です。小出氏の妹さんと親交があるので今日は名古屋モーツアルト協会主催の「ペラント・デュオ コンサート」を聴きにいきました。会場は名古屋市伏見の電気文化会館ザ・コンサートホール。生活圏が長久手市内の私は名古屋市内へは用事がある時しかでかけません。この会館も久しぶり~と眺めながら、早めに着いたので一階のカフェで一息しました。
    名古屋モーツアルト協会②
    コンサートホールはこのビルの地下2階です。
    名古屋モーツアルト協会①
    珈琲を飲んでいると、外の席で高齢の男性が同じように珈琲を・・ビルを見上げながら、名古屋っておしゃれになってきたなと思いました。
    名古屋モーツアルト協会③JPG

     小出氏のフルートの音色は円熟していて耳に心地よく入ってきました。日頃アマチュアオーケストラでヴァイオリンを弾いているレベルの私は、「間違わないように:リズム、音程、弓のダウンアップ・・・」こんなことを気にしながら演奏しているのですが、彼はプロです。とっても安心して聴かせていただきました。
     演奏前に、「モーツアルト:ディベルトメントを、今日は第一ヴァイオリンの旋律をフルートで、ビオラをヴァイオリンで、チェロをビオラで演奏します」と小出氏から説明がありました。なるほど工夫しているんだなと思いながら、また頭の中でビオラの音をチェロに置き換えながら聴かせていただきました。

     たまには、大都会・名古屋でのコンサートを聴くのもいいな~。
    プログラムに挟まれている30枚ほどの演奏会のチラシも珍しいものばかりで、時間をつくって聴きたいな!と思ったものもいくつかありました。
    名古屋モーツアルト協会④
    この日プログラムに挟まれていたチラシです(多分20~30枚)。カラー印刷なので結構な重さです。
    過去に演奏した曲にどうしても目が向いてしまいますが、時にはプロの演奏を聴きたいといつも思っています。

     ついに、演奏会の本番の日がやってきました。昨日土曜日は午後から会場や舞台設営、プログラムへのチラシの挟み込み等々、毎回前日のリハーサル前の準備も団員が手分けして滞りなく準備が進められました。
     リハーサルでは明日の本番に最高の演奏が出来るように、団員も指揮者も全神経を集中します。
    【リハーサルの休憩時間】
    25回定期演奏会③

     さて、今日は本番の演奏、午後2時30分開演です。午前9時半からのゲネプロは予定時間をオーバーして行われました。終了後から開場までの約1時間で昼食をとり本番の衣装に着替え最後の楽譜のチェック、楽屋内では皆それぞれの形で本番前の準備をします。
     2時ごろに、「来場者数がすごい!、当日券が発売できないかもしれない!・・」などと一報が流れてきました。もしかすると満席?ならば嬉しい悲鳴です。演奏の励みになります。
     
     開演5分前には舞台のそでに楽器を持って待機して舞台進行係の指示に従って入場します。毎回、緊張します。しかし会場が暗転し舞台が照らし出されると客席がみえなくなるので少し落ち着きます。いよいよ指揮者の入場です。「喜古恵里香先生」の指揮は初めてです。先生も文化の家のホールでの指揮は初めてです。昨日リハーサル時に、素晴らしい!とほめてくれました。長久手市民としてはわが町のホールなので嬉しい言葉です。

     最初の曲は、チャイコフスキー:イタリア奇想曲 テンポも緩急あり調も変わり私の目は必死に楽譜を追いかけます。フィナーレの熱狂的なところに来た時、弦を押さえている左指に何と汗が流れてきました。指から汗?初めてです!大きな拍手で一曲目の演奏が終わり、少し気持ちも落ち着き始めました。

     こうして無事に全てのプログラムが終了しました。年初から悪戦苦闘して練習してきた楽譜に別れを告げて来週からは次回の演奏会の曲を練習します。オーケストラの楽しみってなんだろう~深く考えたことはありません。もしかすると今日の本番での2時間、多くの来場者に自分たちの演奏を聴いて頂くことかな?そして、私自身も少しでも美しくヴァイオリンを弾けた瞬間の喜び?そして、70名の仲間と一緒に一つの曲を奏でること?
    【演奏会終了後、指揮者の喜古先生と(中央)】
    25回定期演奏会①
    【楽 屋 で】
    25回定期演奏会②
     
     今回も多くの方々がチケットを購入してくださいました。そしてご来場くださいました。本当にありがとうございました。
     オーケストラ全体としては630名の来場者 アンケートは100枚(回収率15%) 文化の家を借りて演奏するという「貸館事業」であったためチケットは団員による販売に力を注ぐことも重要でした。文化の家の「自主事業」の演奏会ですとチケットは文化の家でも販売していただけます。冬から取り組み初夏の6月までの期間、演奏だけではなくオーケストラの運営には団員が役割を決めて行ってきました。仲間がいてはじめて演奏会を楽しめる・・当たり前のことですが、この日はしみじみと感じました。

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